さーて、朝から大見得切ったせいで若干プレッシャーになりつつあるけどwww自業自得な現状はともかくやるっきゃない。というわけで日曜日は誰が得する?It's me!俺流サウンドパティスリーです。

今回はこういうサブタイトルをつけさせていただきました。たまにはこういうことを話すのも面白いかと思いまして。

ことりは歌の技術としては同年代の中でも確実にトップレベル。それは疑うことなき事実でしょうね。

その一方で僕の中で彼女は「歌手」というより「パフォーマー」だと思う。直情的に物事を処理していくことで、ダンスも含めて自分の中の大きなエネルギーをそのまま放出、表現していくことに秀でているといえるかな。

じゃことりに今現在足りないものは何かと考えると、一言で言うならば「解釈」です。抽象的な世界観が歌に含まれていたときに、そこに自らの解釈や美意識を注入することで作品としての完成度が洗練する。ことりはその手前で思考ストップするんですよ。今ドリ5で歌っているような曲はそれが逆に曲のわかりやすさに繋がっていて結果的にはいい方向に行っているんですけど。

でもバラードとかを歌うときにはそういうパーソナリティを注入する作業があって初めて曲に深みが出る。そういう頭の切り替えを出来るようになればもう何段階も上に行けると個人的にはすごく期待しているんです。

その僕が描く一つの理想系に近い形だと思うのが今日紹介する曲(前フリ長かったねww)。安室奈美恵で
「Never End」



20世紀最後のサミットである2000年沖縄サミットのイメージソングとなったこの曲。世界を視野に入れた壮大な世界観ですよね。歌手としてもパフォーマーとしても超一流であるこの人の真骨頂とも言える。

幻想的でありながら現実を真っ向から見据えるこの視点を自分なりに噛み砕いて理解することが出来るようになったら、ことりにとって表現の幅が広がるなんというものじゃないと思うんですよ。いろんな曲を自分のパーソナリティで処理できるようになる。そしてことりは本人の意識しだいで僕はここまでたどりつける才能を持ち合わせていると思う。現時点では技術的にはほぼ十分なはずだし

ずっと奇跡だった
ずっと描いていた
やっと分かってきた
きっと大事なこと

生きてかなきゃいけない 涙の日でも
だけど強くなれない ならなきゃいけない
容赦なく時は 刻みつづける
走る心おさえ 歩きつづける

それにしても安室奈美恵という人の凄さ、特に歌い手としての迫力が存分に味わえる曲だなあと。小室哲哉が当時どれだけこの人を評価して、ここまで歌い上げることが出来るだろうと信頼していたのかが伝わってくるよね。それに答えてみせるのがもちろん見事なんだけど。

ことり自身が何処へ向かおうとしてるのかは分からない。けどまだまだ様々な面において発展途上なのは確かなこと。僕の場合はこの曲を通してでしたが、あなたがことりの先に見る未来はどういったものでしょうか?