そういえば早送りとはいえ今回セットが組み立てられていく様子が見れて興味深かったですね。スタジオトークでホセがその「自分の宮殿」の広さに驚いてたけど、あのファーストインパクトが重要なんですよね。そこの意識があればそれだけ役が持つ威厳も理解出来るんだろうしさ。ひかりからの感想も聴きたかったところ。

稜駿のワイヤーアクションは新しい試みとして見てる側としては面白かったなあ。あれだけバランスが大切なものだとは思ってなかったけど…またあの場面は優惟や結実の妖精陣も後ろでの演技があるから合わせなきゃいけないんだもんなあ。しっかし今考えたら妖精二人謎だらけだなwwでも結実はああいった演技はもはやお手の物だけど優惟もうまく溶け込んだね。意外と力は強いらしいww

リハーサルでバランス崩すとか失敗ってかなり怖かったと思うんだよね。寿々歌とかブログで「リハで話の途中でくしゃみしちゃった」とか話が根源から覆っちゃうようなことしてたのを暴露してたしwwwwまあ本番ちゃんと決めるからてれび戦士なのである。

最後の元太あの顔は笑ったけどさwwwでも逆に言えば元太の中には常にそれだけの余裕があったってことなのよね。一番の見せどころのサーカスが終わってほっとしたとかそういう要素は元太の場合あんまり関係ない気がする。嘉惟人が若干つられてたのには笑ったけどwwとにかく元太からすれば話が崩れない自信があったからああいうことが出来たわけなんだよな。結構深いな…

全体として去年みたいな重苦しさとか熱さを除いたのはよかったと思う。とあるブログさんが言ってたけど軽さがあるっていうのは決して悪いことじゃない。テーマ性を強くしたりとかしたほうが完成度とかは高く見えるかもしれいけど実際そういうわけではないしね。

たとえば去年で言えばスミッコの部下的なポジションにいたあのスクリーンのキャラクターが完全な悪役だったけど、そういう風にあまりに典型的な勧善懲悪だと単純さが出ちゃったりするわけだ。今回は一番悪役に近い寿々歌が途中で葛藤の部分を入れることで「誰も完全な悪はいない」としたからそこに深みが出た。

ラストシーンは陸のパーソナリティがあってあおのどんでん返しが笑えるものになってたねwwwその後のみっポンのオチはある意味の照れがあって好き。僕のいう照れっていうのは恥の意味に近いかな。そういう照れが分からない人を恥知らずって言うんだが…ここでその話はよそう。

最後のアオゾラララは「二番は稜駿そのままじゃないか」っていう意見が多かったけどwwそれだけじゃなくてあの二番の歌詞って一度自分の弱さを受け入れることで新しい世界が見えるんだっていう象徴ともとれる。そういう人間の弱さと戦うだけじゃなくてまず受けとめるところを描いてくれるから泣けるんだよなあ。

個人的にはここ数年で一番印象に残った夏イベかもしれない。ある意味で「原点回帰」とも言える部分も感じたし。表現するテーマを絞るんじゃなくて、喜劇の中で色々な要素を見る側に考えさせてくれる。この楽しみを久々に味わった気がします。