もう、第四回になりましたが…今回は人気の高い05年度の中二戦士四人の中の一人。ド・ランクザン望です。

この人も不思議な人なんですよ。司会は他の三人に比べたら一歩劣るんですけど、なんというかみんなの前に立たせたら何かやってくれるんじゃないかと期待させてくれるような…

だからクラスのお調子者、人気者を地で行くタイプなんですよね。天てれドラマの「てるてる坊主と雨ボウヤ」はぴったりだったんじゃないかなと。

でもよくやらされてたニセプレイボーイ的な役柄は恥ずかしかったと思いますよwwww望の場合そういう意味のお調子者とは違いますからね。

とにかく自分の思ったように動くというよりは、サービス精神を優先させてるんですよ。みんなの前に出されるまでは表立って何もしないけど、一度出されたらみんなを楽しませることに集中する。

その感覚は03の時点でだいぶ目を出してましたけど、04で幸生とタッグを組んだことで大きく飛躍をしましたよね。自分のパターンというものに持っていく流れのつかみ方を幸生のとなりにいることで学んだんじゃないかな。

そのサービス精神の根底はお人よしすぎるほどのやさしさでしょうね。05年でそれがよく表れてたのは前も紹介したように05年夏イベの練習中。

あの状況で「愛美は悪くないよ」という言葉が出るあたりが望の真骨頂ですね。自分と似たようなやさしすぎる性格を持つ愛美をフォローしながら、感情表現のストレートな甜歌に間接的に「気持ちを切り替えろ」ってことを伝えてるんですよね。いつも他の戦士に気を配っているからこそああいった時にちゃんと言葉が出てくるんだと思います。

だからちひろとのコンビってすごく精神的に大人なコンビなんですよね。公輝と里穂みたいに分かりやすい華やかさを持っているわけじゃないけど、二人とも後輩戦士を立てるのが非常にうまい。それがちひろに関しては最年少もやって六年間の経験から培ったものなんですけど望の場合は天性のものなんですよね。

MTKは「ヴォヤージュ±」の望の声がすごくいい雰囲気。「プラズマ回遊」でも低音パートの要だったなぁ。他にあの音程を響かせる人もいなかったし。

タイニーサーカスでも単純に歌のうまさだったら公輝と里穂のほうが断然うまいと思うんですけどねwwwでも望にしろちひろにしろ声に個性があったから。「さかさまさかさ」にせよ「僕はドライブ」にせよその声の個性を決して殺さなかったのが良かった。テクノ系で聞く二人の声は気持ちいいんだよなぁ。

自分の限界や能力の程度を割りきった上で、自分の役割をこなして他の戦士のよさも生かしていく。強い個性や華がある同学年たちだったからこそ望がそんな「頼れないけど安心する戦士」に成長していったんじゃないかと思いますね。

それじゃ次回は…中村有沙です。お楽しみに。