こんばんは、TATUYAです。

m(__)mm(__)m



ライトリグを快適にキャストしたいなーと思った事はありませんか?


タックルを持つ前は、自分もネットでよく調べましたが、余り利点や使い分けについて書かれてなく結局、買って使うまでわからず、散財した経験があります。


ライトリグを扱うに当たって一番検索したであろうこのワード。



ベイトフィネス 
VS
パワーフィネス




同じようなリグや軽さの物を使用するから、どっちがいいのかは?好み?みたいに思ってましたが、ある程度、線引き、差別化ができると思い、これから始める方へタックルの優先度などに反映できるように此処に記載したいと思います。


題目
⑴目的
⑵リグについて
⑶パワーフィネスとは?
⑷ベイトフィネスとは?
ベイトとスピニングの違い
①キャスト②ボトム感知度

⑹使うラインの違い
①飛距離②キャスト③操作性

⑺実例
①パワーフィネスタックル
②ベイトフィネスタックル

⑻使い分けるとしたら?
⑼おわりに










⑴目的

ベイトフィネスやパワーフィネスは、カバーにライトリグを入れれば食うんだけど、フィネスじゃー巻かれてブレイクしてしまうので、ラインをちょっと太くしよう。上記の案から出来たジャンル。
※沢村幸弘プロより抜粋

まずはスピニングを強くしようとしてパワーフィネスとなり、キャストし易いようにベイトフィネスに移行したようです。






⑵リグにつて

一般的に2g〜5g or 7gくらいまでのルアーを使うもの。

ネコリグ、インチワッキー
スモラバ、NSワーム
ライトプラグ全般  など

 



パワーフィネスとは?

定義などはないとおもいますが、MとかMHのような強い
スピニングロッドに、5〜8lbのラインを使う。もしくはPEラインを巻く。

リールは、太いラインを巻けるように2500番以上。打ち物をメインにハイギアを使用する人が多い。







⑷ベイトフィネスとは?

LやMLクラスのしなやかなベイトロッドに、ベイトフィネス用のリール(アルデバラン、SSエアー、LTシリーズなど)ラインを7〜12lb位を巻く。

PEラインは、細い(0.8号など)とスプール内で糸がみしてキャスト切れ。バクラッシュしたら治らない。などから太く、コシの強い物を使用しないといけない。
またベイトフィネスリールスプールは弱く、強すぎるラインはスプールが歪むためメーカは推奨してません。
よってPEラインはベイトフィネスにおいては、中々メインになりません。


動画で今江プロが、解りやすく解説してます。
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※ここからは、具体的な内容を記載していきます。想像をしながら読んでみて下さい。





⑸ベイトとスピニングの違い

ここで根本的なベイトとスピニングの違いについて書いた方がいい。

①キャスト

ベイトタックルの利点は、キャスト時にサミングが容易なため精度が高く、着水すぐのアクション・フッキングが可能。


スピニングでは、フェザーリングをしてもベイトほどキャストの精度はない。


しかし、テイクバックが少なくてもキャスト出来るため藪の中でもキャストし易い。


総合するとキャスト精度に置いてベイトフィネスが有利になる。


②ボトム感知度

ボトム感知度は、ベイトとスピニングなら。スピニングの方が上である。

ラインは、引っ張り難いし、ガイドも下向き。下方向への力を阻害し難い構造だからである。従って軽い物であればあるほどスピニングが強くなる

ベイトだとゆっくり沈むからそれが良い場合もあるらしい。

しかし、ライトリグの使用が主。ネコリグ、スモラバなどの打ち物にはスピニングが有利。




⑹使うラインの違い

カバーを想定するならフロロライン!


しかし、上記でPEラインをベイトリールに使うのに使い難い話を挙げたが、スピニングにPEラインを巻くとベイトには無い良い点がある


このPEラインの使用がパワーフィネスとベイトフィネスの決定的な差を生む最大のポイントである!!


①飛距離
パワーフィネスをPEラインで使用すればパワーフィネスの方が明らかに飛距離は上である一律フロロであればベイトフィネスに軍配があがる。



②キャスト
カバーの中にキャストするとフロロに比べラインにコシが少なくいのでカバーに当たり、跳ねながら奥まで入っていく。

ベイトでは当てながらラインを送るとバクラッシュしてしまう。

ノリーズの伊藤巧プロがよくやってる方法で、カメラバ4g+ラッテリーカットでラバーをカットしてボールの様にするとより弾む。

もっと解り易くするならば、フロッグゲームにてカバーに入れれは当たり、跳ねながら入って行く。あのイメージである。

スナッグレス効果の高いフロッグを使用していることに目がいきがちだが、PEライン使用がそれを可能にしている。
 

③操作性
PEラインは、比重の関係で沈まないのがほとんど。

スモラバを対岸のカバーへキャストしたとしよう。

まずスピニングがゆえ、ボトムは取りやすい。またPEラインが沈まないので30m先でもラインが寝ないのでシェイクが出来るのだ


ネコリグを使用した場合でも、ラインが寝てしまうとネコリグ自体も寝てしまうのはイメージ出来ると思う。


つまりPEラインを使用するならパワーフィネスが扱いやすく利点を生かし、有利となる。



それに対し一律フロロラインでベイトとスピニングを使えば、キャスト精度、着水すぐのアクション、フッキング、手返しに置いてベイトフィネスが有利になる。


上記のように考える事ができる。



 ⑺実例

①パワーフィネスタックル
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ロッド/ エクスプライド270MH
リール/ フリームス2500 ハンドル交換
ライン/ G-soul upgrade PE X8 1.5号
リーダー/ フロロ16lb 2m


リールをダイワにしているのは、シマノよりもダイワのリールの方が大きく、糸巻き量が多いからです。


メタルバイブを70m以上遠投する場合もあるのできっちりラインを入れてます。

パワーハンドルもカバーフィシングを意識して交換してます。


ラインは、よつあみを使用
まだまだ太さにばらつきの多いPEラインですが、このラインはフィラメント系ラインと同径であり、安い上に強度もある。またガチガチのコーティングでもないので扱いやすい。


リーダーは、PEの太さに合わせて16lbです。 
PEが太いのにリーダーが細いとリーダーの結束部分が弱く、ショックの役割をはたさなくなるからです。

結束は、FGノット。バリバスの「結び目にシュ!」を使用し、結束35%UP。「PEにシュ!」も使用。

リーダーの長さは、PEラインを見られたくないし、扱い易いと思うギリギリの距離が2m。


②ベイトフィネスタックル
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ロッド/ ゾディアス168L-BFS
リール/ アルデバラン BFS-XG
ライン/ フロロライン 10lb

もうお解りの通り。
ラインは打っても、巻いても良いようにフロロ10lbです。



⑻使い分けるとしたら


ベイトフィネスでは、フロロラインでカバーへのライトプラグ(トップ、スモールクランク)などをメインに。

パワーフィネスでは、PEラインでカバーにネコリグ、スモラバなど軽めの打ち物をメインにすると使いやすい。


しかし、上記以外にもベイトフィネスにてフロロラインを使用し、ラインが沈むからNSの様な軽いものでもズル引きがし易かったり。

パワーフィネスにてPEラインを使用し、軽いトップウォータープラグが使い易かったりするので自分の得意に合わせて考えるといい。


⑼おわりに

どうでしょうか?ベイトフィネスとパワーフィネスのタックルの差別化がイメージ出来たでしょうか?


現在、オカッパリにおいては、パワーフィネスのPEセッティングの方が利便性が多く、値段が高くつくベイトフィネスの方が使用率が低い。
パワーフィネス一本で良かったのではないか?と思い残念である。

みなさんも自分と同じ境遇にならないよう。今後、購入する上での判断材料になると幸いです。    



〜完〜