残念なのは、後半残り時間20分くらいからの蹴り合い。

勝っている方のチームは時間稼ぎで敵陣地の左右の角付近でボールキープ。

勝利至上主義がここまでくると観ている方は一気に冷めます。

残り時間20分くらいからずーっとですよ。

アディショナルタイム終了までの約25分間ですよ。

これで良いんでしょうかね・・・


勝っているチームだからこそ、相手を上回る技術や判断力で相手をいなし

華麗にボールをつなぎスキあらば1点追加するくらいの気概はないんでしょうかね。

そんなに勝ちたいですかね。

勝ちたいですが、勝てばなんでも良いんでしょうかね。


僕はフットサルもやった人だからそう感じるのか?


先日テレビで見たバルセロナは衝撃的でした。

どうしてもこれと比べてしまいましたが、

それにしてもこの高校サッカーは20年前からぜんぜんレベルが変わってませんね。

勉学に励み朝早くから夜遅くまで部活を頑張るのは良い事です。

素晴らしい仲間との素晴らしい経験をすると言う意味ではかけがえのないものです。


しかし、この残り時間20分の蹴り合いについては、100%否定的な見方しかできませんでした。


もっときちんと丁寧にボールをつなぐ。

選手との距離感を大事にしマイボールを失わないために最善を尽くす。

どうしてそれができませんかね?

これでは、どうしたってこれ以上のサッカーには高校生世代ではならないような気がします。

非常にもったいない話です。


見ずに蹴る。ただ蹴り合いになる。

時々、偶然のマイボールになる。

また蹴り合いが続く・・・ゲームが終わる。


素晴らしい試合会場で、残り時間の20分間を見て、

これが日本で一番レベルの高い”高校サッカー”なのか?

まったく頷けなかった。


最後まで走るのは素晴らしい。

しかし、もう少しやり方があるんじゃないの?

これではいつまでも”高校野球”(甲子園)の方がレベルが高い、

高校野球の方が断然人気が高いと言うことになるだろうな。


勝った方は、あと2点くらいは取れただろう。

負けた方も、あれだけ時間があったわけだから、丁寧にボールをつないで、

どうせ蹴るならサイドに散らして、もう少し前に運んでから、

余裕を持って狙って蹴ればいいじゃないか。


もう残念で残念でならない。


勝てば良いんだろうけれど、あれで本当に良いのだろうか・・・

高校サッカーって、どうあるべきなんだろうか・・・

とテレビを観ていました。


って今も観ているんですが。