東京カワイイTVを偶然観ました。
感動して、自然に泣いてしまいました。
マレーシアのカリスマギャルのところへ東京からモデルのlieとメイクのマイコが訪ねます。
電車で7時間移動したり、クアラルンプールのファッションビルを散策したり、
途中カフェで元大統領に遭遇したり内容も盛りだくさん。
特に東京のギャルに憧れるクアラルンプールのギャルを東京のギャルが手を加え、
マレーシアで東京のギャル風を目指すその輪を広げていくという内容で、
変身させるのですが、そのメイク技術の高さも素晴らしいのですが、
変身していくマレーシアの女子たちの喜ぶ顔がたまりませんでした。
憧れだったものが叶う瞬間その一瞬の変化には少しの不安と期待が入り混じり、
最後には綺麗になって、
しかも憧れの東京のギャルの代表的な人物たちに、綺麗、かわいいと褒められ、
ハイタッチし抱き合い、ホッとするというか、心から喜ぶシーンは自然に涙がこぼれました。
ギャルの生み出すパワーは流行を産み経済を動かします。
その規模は小さいかもしれませんが、
無かった時代にギャル文化を産み出しビジネスにするその行動力は
電球の無かった時代に電気で明りを灯す事業のそれと同じことです。
車が無かった時代もありましたが、今では車社会です。
それと同じことです。
僕はそうやってこの番組を観ていましたが、
http://www.nhk.or.jp/telemap/?id=v110528_2300kawaii
それよりも・・・
かわいくなりたい、綺麗になりたい、そんな憧れや希望を持つ異国の女子が、
小さい日本のしかも東京発信の文化により、
かわいく、綺麗に変身していって喜ぶ姿と、
それを叶えた番組と東京のモデルとメイクの女子二人の喜ぶ姿に泣くほど感動しました。
僕はギャルに縁はありませんので、これまで少し偏った見方があったかもしれません。
でも、何かに一生懸命打ち込み、障害を乗り越え、人の役に立ち、何かを達成する姿には、
容姿、格好は関係ない、と本当に思いました。
そんな圧倒的な意思の強さや辛抱心など、その人々の背景までもが見えたような気がしました。
日本は島国であり、日本の女性は古風で控えめ、なんて考え方は今では微塵も思っておりませんが、
古来より欧米諸国の文化を取り入れ日本・東京で熟成され新しい文化として磨かれ発展し、
東京を再発信源として新たな「東京スタイル」が世界に輸出されていくものとなるでしょう。
世界のもののそれはもう既に世界中にあるわけですが、
東京のもののそれは東京からしか発信はされないはずです。
そんな発信源を見た様な気がして、これを書かずにはいられませんでした。
僕はモデルのLeiやメイクのマイコのことはまったく知りませんでしたが、
このシンガポールの女子と同様、テレビ画面を抱きしめていた気分でした。
日曜日の午後、雨天で気分も憂鬱でしたが、とても晴れやかな気分になりました。
番組を編成したNHKさんには心から感謝すると共に、
今後の番組の発展を祈念する思いでいっぱいです。
いやあ、思いがけず良い物を見せてもらいました。
さあ、この後は週末のメインイベントである、大河ドラマ「江」と日曜劇場「JIN」、
そしてEXILE魂ですね。