日本とオランダの試合に触れる。

まず結果から見える実力差はしかたない。

プレスからのボールを逃がしながらのボール回しと崩しまでの質は良かったと思う。

しかし勝つにはその先が一番重要になるという試合だったと思う。


ゲームの勝敗は、取るべきところで取ったオランダを誉めるべきでしょう。

あそこで3点を取れるから世界第3位のオランダであり、

あそこで3点失点するから世界40位の日本なのだろう。


あの得点シーンを見ると本当に別格ですね。

オランダのホームによる審判のジャッジはやむを得ずかもしれないが酷いファールが多かった印象。

ゲームで負けた要因としての一つに後半の雨は誤算だったかもしれないが、

大きく強靭な肉体にスピードとテクニックのある相手以外に自然も相手にしなければならないわけで、

同じ条件とはいえ、最後は大人と子供の差と思うしかないのか・・・


しかし日本も後半途中まではあそこまで出来ていたわけだから、この数年で日本も進歩していると思う。

それでもオランダに3-0の実力は忘れてはいけないだろう。

激しいファールや審判のジャッジや天候を抜きにしても、あの3失点は相手オランダ代表が見事である。

あの3つの失点こそが日本になく、またあの3点を防げない日本であることが、

今日の試合の大きな収穫ではないだろうか?

それが世界のなかでの日本の現在地であって、

そして日本サッカーが目指す目的地ではないだろうか?


2010W杯ベスト4が目標と言う日本サッカー。

その前に目指すべきところがあると思う。

アジア最強であることと、ベスト16に確実に入っていくことではないだろうか?


現在地を知ることと目的地を知ること。

物事には順序もある。

今日、日本サッカー代表は思い知ったのではないだろうか?


しかし、今日の日本のファイトは素晴らしかった。

子供たちは大きな夢を見れたのではないだろうか?

僕も大変ワクワクした楽しい試合だった。


がんばれニッポン!

心から応援しているよ!