PUMACAP2009
第14回全日本フットサル選手権大会
優勝はFUGA目黒FC(通称:風雅)関東代表
(今日の表彰式の優勝チームの表彰の瞬間を風雅応援席から撮影)
中央右の赤絨毯の上の白いユニホームが優勝した風雅目黒。
中央左下の水色のユニホームは先に表彰を終えた3位のデウソン神戸と、
赤いユニホームは準優勝の名古屋オーシャンズ。
手前は風雅目黒の大応援団の一部。
見て下さい!この報道陣の数!この写真はなかなか珍しいのでは?
ロイヤルボックスの人の数も多いです!
FUGA目黒FC=風雅は旧名称ボツワナというチームでした。
僕の知っているボツワナは、
第6回大会に全国優勝を果たし、
僭越ながら僕の目標だった史上最強と言われていたカスカベウ(現ペスカドーラ町田の前身チーム)を、
(僕は真剣にこのチームは5連覇するんじゃないか?って思ってた。)
翌年の第7回大会の東京都予選で下す鮮烈デビュー。
その後の本大会では対戦することはなかったが、東京都大会を準優勝。
当時僕らGALOはFIREFOXと準決勝で当たり3-4で敗退した。
3位決定戦で関東大会を決めた後だったと思うが、試合後に、
控え室がたまたま一緒になっていたらしく、
ボツワナがファンの差し入れでもらったというミスタードーナツを間違えて食べてしまったという苦い経験がある。
あの時は本当にすみませんでした・・・。
今でもミスドを見るたび思い出します。
この時の東京都の決勝戦でボツワナはFIREFOX(過去最高の優勝回数名実共に当時No.1)に大差で敗退していたと思う。
しかし、その後もボツワナは所属リーグを制し昇格を続け、
そして昨年と今年の関東リーグの頂点に立ちましたね。
何度か対戦しましたが、強くて諦めないという印象でした。
そして彼らは必ず何か大きなことをやるという神がかった色を持っていましたね。
そして今回の全日本選手権大会で彼らは大きな偉業を達成します。
これは記録として書かせて頂きます。
その前に全日本フットサル選手権大会とは、
日本サッカー協会のもと、その年のフットサル日本一を決める大会です。
これはプロ選手を擁する名古屋を初めとするFリーグ(日本フットサルリーグ)の8チームは全国大会から出場し、
地域リーグ、都道府県リーグは各地の予選を戦います。
またこれとは別に大学フットサル選手権優勝チームが全国大会から参戦し日本一の座を争います。
ちなみに風雅は関東リーグに所属しています。(今年度の関東リーグ優勝。確か二連覇かな?)
僕は、この大会の東京最終ラウンドを金曜は準々決勝4試合、土曜は準決勝2試合、今日は決勝を見学しました。
出場チームはみな素晴らしく、一生懸命勝利を目指して頑張っていました。
その中でも今回注目していたのは風雅でした。
だから金曜日から見に行ったわけです。
申し訳ないですが負けたらあまり見る機会がないからですね。
ということで会社を休んで見に行きました。
そして、見た瞬間にファンになってしまうほどのインパクトでしたね。
その内容は僕が書くと長くなってしまうので割愛するとして、
それはそれは、とにかく素晴らしいの一言でした。
もう既に結果はご存知の方も多いと思いますが、金曜日からの風雅の戦いぶりを結果のみ書いておきます。
3/13 準々決勝 vsバルドラール浦安 Fリーグ2位 3-0
3/14 準決勝 vsデウソン神戸 Fリーグ3位 5-1
3/15 決勝 vs名古屋オーシャンズ Fリーグ1位 6-4
これ、この結果、フットサルをわかってる人が見たら、風雅目黒ヤバクナイデスカ!?
てことで風雅目黒がFリーグの3チームを下し全日本選手権初優勝しました。
報道陣の数、まじですごくない?
Fリーグ優勝を決め優勝候補筆頭とされてきた名古屋オーシャンズでしたが、
敗れた事実は衝撃でした。
というよりもやはり風雅を誉めるべきでしょうね。
しかし名古屋、風雅に1-4とされてからのパワープレーは見事でした。
さすがプロ。
練習を重ね、自分たちは絶対にこれがあるから負けないというスタイル。
これには理屈で成り立つ自信も確実にあったでしょう。
GKを攻撃に使い数的優位を作る・・・
右サイドには中を向いてシュートを打てることが可能で、
そして危険な場合には敵から遠くにボールを置いて確実にキープしてボールを逃がすことも出来るという理由で右サイドに左効きを縦に二枚並べてきます。
底辺でぎりぎりのところで誘い、ずれたら縦に入れ、
シュート若しくは一瞬の隙を狙い中央へ折り返します。
その際にグラウンダーのボールはほとんどカットされますし、バウンドすると精度が下がるので、
思い切って浮き玉を放り込みます。
これを中が体でねじ込む戦法です。
これは精度が命。
ある意味中に合わせるのもシュートを右から決めるのも一か八かでしょう。
確実なことは何一つない。
でもシュートまでと、中に合わせるまでは計算が出来るわけです。
後は、運もあるし、相手の守備がどれだけ最後の部分でガードできるかでしょうね。
見ていましたが入る確率は五部くらいかな?と言えるでしょうね。
シュートもあまり角度はありませんから、名古屋が点を取るのもなかなか難しい。
しかし入るときは入る・・・つまり絶対の戦法ではないのですが、これに賭けたわけですね。
名古屋が後半3分過ぎから・・・
しかし風雅は粘り強く耐えます。
中略し、結果失点し4-4になってしまいましたが、
この後フリーキックから得点し5-4と再度突き放し、
残り16秒(残り時間は、10chの落日燃ゆチャンネルはそのまま、やべっちFCで知りました)に名古屋のFKを防いだかと思ったら、
風雅の選手が二次攻撃をブロックしたボールがGKのところへ。
その瞬間、前線に一気に走り出す二人のところへボールが渡りそのままワンタッチで流し込み、
6-4としました。
もう、試合を見ていてこの風雅の神がかり的な3日間にこれってなんなんだ?と本気で思いましたね。
天が示している?(大河ドラマを見た直後ですからすみません・・・)
いやあ、すごいですよ。
あのさわやかさ、そして正々堂々としたプレーと立ち振る舞い。
純粋に今フットサルを楽しみたい!ただそれだけのために一生懸命やるとでも言いましょうか。
チームで決めたことを一生懸命頑張る。
クリーンでそして強くって、心の底から素晴らしいと思いました。
さあ、プロを破った風雅目黒~次はどこへ行く?
風我の風の如く、風にでも聞いてくれ~・・・ ですかね?
とにかく、風雅目黒、日本一おめでとう!!!
あのときのミスドの件は許してくださ~い!(笑)
今度ミスド買って差し入れ持って行きますね(汗)