こんにちは、東京都の行政書士 横田あずま です。
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2016年の記事ですが2022年5月に内容を更新しています。
さて、台風がまたまた近づきつつあるようで心配ですが、当事務所では、良い結果報告等があがってきています。そのような中で今日はこの話を書いてみます。
一、過去のとある重大な素行不良の問題により退去強制送還となり日本への上陸を拒否されていた外国人の方(妻が日本人)の日本人配偶者ビザの呼び寄せの申請(認定申請)で、許可が出ました
=日本人配偶者ビザの認定証明書(COE)が発行されました。つまり、いわゆる「上陸特別許可」の案件でビザの許可が出ました。
以下、長くなりましたので3回に分けてアップします。
理由書の書き方が分からない、なぜ不許可になったのか分からない、配偶者(日本人・永住者・定住者の配偶者)が海外にいて夫婦別々に暮らしている、などのお悩みをお持ちの方などなどにお役に立つと思います。
1、はじめに
すでに最初のご相談から2年ほどになるでしょうか。お客様の家庭の事情で、申請が延び延びになっていたのですが、申請してからは5か月ほどで許可になりました(2016年3月申請の8月許可)。
いつものように、最初の申請時にかなり入念に作り込んだ充実した説明・立証資料を提出したものの、2回ほど追加資料の提出要求を受けました。
追加で来る質問は、かなり詳細で神経質なまでの細かい質問ですし、要求される資料の数々も「ここまでやるか・・・」という具合です。
ですが、そうした入管の審査官の方々の対応からは、「この外国人を本当に日本に入国させてよいのか。それがかなりの確率で大丈夫であることが提出資料等から確認できるまでは、絶対に許可を出さない」という非常に強い決意が感じられました。
上陸特別許可のための実務上の要件を満たしていることの立証があるのは当然のことであり、さらにこの点について確認できる事が必要というイメージでした。
いかに上陸特別許可をもらうのが大変か、いったん上陸拒否になった外国人に対してどれだけ日本の入管が厳密にチェックにチェックを重ねているのか、身を持って体験した案件でした。
2、事案の概要
(申請人の方が特定できない範囲の情報・事情のみを記載します。詳しい内容参照をご希望の方は、申請のご依頼検討者の方のみに、面談のみにて対応致しますのでお問い合わせください。要身分確認。なお、プライバシー情報は一切お見せできませんのでご了承ください。)。
・申請人の国籍=アジア地域の某国
・不法滞在~退去強制になった経緯=以前のビザは家族滞在ビザだったが、ビザを維持する条件が消滅し、更新できずに不法残留に。
その後に日本人女性と知り合い交際するも、とある問題・トラブルにより不法滞在が発覚し、退去強制に。その後結婚(婚姻)。
・許可されたビザ=日本人配偶者ビザの1年(呼び寄せの認定申請の上陸特別許可)。
・懸念された点=問題・トラブルあり。ネット上でのつながりから交際へ。交際期間が短い。退去強制の前ではなく後に結婚している。経済基盤の弱さ。
「問題点あり=基本的に絶対に入れない=ビザ不許可」との入管の通常の見方をいかに崩せるかが勝負になりました(説明すべきポイントはどこか、どんな資料を使うのか、どんな説明をするのかが問われる)。
当然ながら、日配ビザや上陸特別許可の実務上の要件についての立証をいかに高い精度でやることの重要さを痛感しました(型どおりの説明では納得しない、いかに入管が納得するだけのレベルの立証・説明をするかが問われる)。
・申請の際に提出した資料の総数=64点(説明書を10点ほど+理由書等を4点+問題等についての背景原因等を分析し内省を深めた反省文や嘆願書9通)
・2016年3月に申請。
・2016年5月に追加資料の提出要求があり、それに対して提出した資料説明等の総数=5点
・2016年6月に2回目の追加資料の提出要求があり、それに対して提出した資料説明等の総数=11点
・2016年8月に許可が出た。
最初の申請段階でこれ以上ないほどにフォローした資料を提出にも関わらず、かなり細部にまでツッコミを入れてくるような追加資料の要求が2回もきました。
当事務所はかなり丁寧に申請資料を作成するので追加要求なしが多いのに2回も来るとはかなり異例なことでした。
そこで、2回にわたり入管の要求を上回るほどの丁寧な説明をしてダメ押しを重ねた結果、ようやく許可をいただけた、というのが実際の状況でした。
ではこのような上陸特別許可の申請はどのようにすればよいのでしょうか?
ありがちな落とし穴や実際の上陸特別許可の本当の現場の状況などにもふれつつ、リアルな本音の記事にてご説明致します。
続きは次の記事にて=上陸特別許可の成功例に学ぶ 失敗しない申請の仕方② 退去強制送還 上陸拒否 理由書 ビザ不許可 | 東京 新宿 かかりつけの外国人ビザ専門の行政書士 ソフィア国際法務事務所 (ameblo.jp)
入管・外国人ビザ(在留資格)申請専門 行政書士 横田あずま
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