タイトルに惹かれて読んでみた。

 

初版は1995年だから、もう30年ぐらい前の作品です。Windows95が発売された頃ですね。

 

 

 やはり内容がなんとも懐かしい・・・電話帳で被害者の名前を確認したり、マンションの管理人さんが住民である被害者のことに詳しかったり・・・時代って変わったんだな。当時だとその描写がリアリティを醸し出していたのだから。

 

 データがアタッシュケース2個分で、ファクシミリで送れなかったという描写も時代ですね。そのデータを持っていくのに新幹線使っていました。主人公が事件を朝刊で知った、というのもなかなかです。

 

 

 個人的には小説の中に出てくる地名は土地勘があるので、けっこう入り込めました。ただ、偶然なのですが、まぁまぁ大事な企業さんの名前が「品川商事」だったりして、ちょっと他のことを想像してしまった部分もありました(笑)



 東海道本線を「湘南電車」と呼ぶシーンがありました。

 

 「ダイヤモンド地下街」で食事する、なんて一文もありました。今ではあの一帯は全部「JOINUS」ですね。

 

 そして、なんと言っても「インターネット」なんて言葉は一切登場しません。

時々、この言葉が出てこない小説を読むのは、おすすめです。80年代の赤川次郎さんの小説とかね。逆に十代の人にも読んでみてほしいです。

 

 

 

 

 

 
 
 

 

 

 

 
 

 

 

 

 口論となった女性の右腕が一滴の血も流さずに肩から外れて床に落ちた。

 

 


 対応した医師が彼女のマスクを取ると、そこにあるはずの口はなかった。

 ―― 何かが始まったのだ。

 


【横須賀雨 ”レイニー” ジョニー】

 

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