今日、寒くなかったですか?よこしまもようです。

渡り鳥やお魚も、この寒暖差で死んでしまっているようですね。

何とかならんものかと思いつつ、ストーブ焚いた5月半ばでございますよ・・・。


さて、今日はミラクル2号祝1か月!!だったのですが

バタバタしていて写真が撮れなかったので

久しぶりの読書ネタをば。


岸辺の旅

湯本香樹実さんは初読みでした。

失踪した夫が、幽霊となって妻のもとに帰ってくる話・・・です。

この、夫と妻の距離感に、涙出そうになりました。

失踪した後、死んだ夫は普通にこの世で働いたり、食べたりしています。

そんなことをしながら、妻のもとに戻ってきた訳ですが

その戻ってきた道を、今度は妻と一緒に戻るんです。

そして、生きている間にはしなかった話を、絶妙な距離感でしていくんです。

最後、どういう着地をするんだろうかと思いながら読みました。

今回この本を読んでいて印象に残ったのは、この一文です。

「死者は断絶している、生者が断絶しているように。死者は繋がっている、生者と。

生者が死者と繋がっているように」

死んでいるもの同士は会えない・・・という世界観は初めてでした。

普通、死んだらあの世で会う的な話は多いですが

こういう設定は見たことがなくて。

ただ、死者は生者とは、繋がっているんですよね・・・。

繋がっているからこそ、夫と妻は旅する訳です。

1回読んだだけなので、あれこれ気になるところを読み返しつつ

再読しようと思います。

しっかし、相変わらず説明と感想を書くのが下手だわ・・・。