
アトレ吉祥寺の東館、2Fにタリーズコーヒーがあって、ちょっと一休みしました。
お隣のブックファーストの本が数冊だけど、読めるようになっていて 林真理子さんのエッセイ、「野心のすすめ」があったから読んでみることにしました。
生い立ち、10代のこと、貧乏はいやだ、有名にもなりたい、男の子にももてたい、人からうらやましがられる仕事もしたい、結婚もしたい、子供もほしいと野心のかたまりだったご自分のことをふりかえるような内容
いろいろと強気で語気が荒い内容でもあるのだけど、80年代のイケイケのぶっとんだ真理子さまを知っている私にはなんとなく、「林センセイも、年を重ねて毒気がぬけてきたのかしらん」と、ちょこっと感じたのも事実。
林真理子さんのエッセイを初めて読んだのは、82年か83年頃だったような気がします。
雑誌に連載されていたのを読んで、その正直すぎるというか衝撃的な内容、恥も外聞もない、という言葉がぴったりの文章にあっけにとられ、「こんな女の人がいるんだ」 「オンナの人が好きなことを好きなように書ける世の中になったんだなあ」 と、しみじみ思ったことでした。
30社だったか50社だったか、受けた就職試験にすべて落ちて、カツラ会社で植毛のバイトをしているときに、自分は何をやってるのだろうとくやしくて涙がぽろぽろ落ちてとまらなかったとか、スチュワーデスになった幼なじみへの激しい嫉妬のこととか。
この「野心のススメ」と似たような内容のことをもっと正直でストレートな口調で書いていましたね。結局、林センセイはその頃から主張が全然変わっていない人 なのだと思います。
そんな林真理子さん、ワタクシかなり好きです
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