源氏香の香席へ行ってきました  その1の記事はこちら、その2の記事はこちらです。

 

その日使用した香炉です。 灰の中に小さな火のついた「たどん」をいれて、香炉をあたためます。 まんなかに銀色のチップ(ぎんよう)をのせて、小さく切った香木をのせます。

香炉があたたまると、ほのかに香がたちのぼってきます。

 

源氏香では、必ず香炉が5つまわってきます。 その中の、どの香りが同じだったかをあてるのですね。

上の画像は、回答用紙です。各人に 1枚和紙が渡され、自分の答えを書きます。 源氏香がほかの流派と違うのは、回答の書き方です。 5本のタテ線をひいて、それが5つの香炉をしめします。 同じ香りだと思ったものを、ヨコ線でつなぎます。 5つ全部違う香りの可能性もあって、そのときは ヨコ線でつなぐことはせず、5本のタテ線のみとなります。 上の画像は、2・3・4番目が同じ、という回答です。 このマークは、香の図といいますが、これは「関屋」という香の図です。 香の図一覧表が先に配られてありますのでそれをみて、回答を書きます。

香の図ひとつひとつを、源氏物語の巻の名にあてはめているわけですね。

 

 

この日の香記です。 成績表ですね。 参加者の名前と回答が記され、当たった人には赤い筆書きがあります。 わたしは当たりませんでした。 残念!

香記は、当たった人で、席順が上席の人におくられます。

 

 

これは、この日の5つの香炉の香が 何であったかを書いたもの。 香木の名前が 伽羅(きゃら)・羅国(らこく)・真南蛮(まなばん)・寸聞多羅(すもたら)

 

お手前の方(香炉の準備をする人)の 「香満ちました」  という言葉で香席が終了するわけですが、 実際に部屋中に みやびやかな香りが満ち満ちて、なんともいえない上品な雰囲気に

初めての源氏香体験、とっても優雅~~な雰囲気で癒されました

 

 

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