富士山へ 清掃ボランティアにいってきました
富士山といえば、最近、世界遺産登録がほぼ決定したということですよね。本当によかった、おめでとうございます!!
その富士山へ、新宿から高速で2時間ほどバスにゆられていってまいりました。 当日は残念ながら雨で、この時期、富士周辺はくもりや雨の天気がとても多いのだそうです。
富士山を見守る神様は、「コノハナサクヤヒメ」。 イケメン好きな女神さま。 だから、富士に集まる男性がイケメンぞろいだと 嬉しくて青空をみせてくれる。でもそうじゃなかったら 悲しくて雨を降らせるのだそうです。
ほんまかいな
そして富士山行きの車中、なんとなく上り坂が多くなってきたな~と感じている間に、富士市立少年自然の家へ到着しました。ここでランチをとり、準備と休憩したあと、環境NPO法人「富士山クラブ」の方々と一緒に、富士山麓の清掃活動をすることになっていました。

富士市立少年自然の家で食べたお弁当 この自然の家は、廃校になった小学校のようでした。小学生の体験学習で使用されるような雰囲気。 お弁当は野菜が多くておいしかったです。
そして、清掃する場所に車で移動。だいたい富士2合目あたりの国道沿いを今回はクリーンにします。

作業場所に行ってみてびっくり。 これは国道沿いなのですが、(右の灰色の部分は雨に濡れた道路) そこらじゅうに空き缶やペットボトル、コンビニのビニール袋やらパンの空き袋、タバコの空き箱、ドライブするときに車の中によく出てくるごみを中心に、道路沿いにたくさん捨てられていたのです。
空き缶、空きビン、ペットボトルがやっぱり多く捨てられていました。「もしかして、ここで飲み会かパーティーでもやったの 」 と思うくらいにキレイに(?)並べられて捨てられている場所もありました。
これは清掃しがいがある…

そしてこれは、掛け時計です。
掛け時計?
ごみとして放置されているのですが、なんで掛け時計?こんな道路沿いに??
スタッフさんのお話によると、この時期は(4月) 引っ越しシーズンなものだから、家にあるいらなくなったものをこんな風に富士山に持ち込んで、どんどん捨てに来るのではないでしょうか、びっくりするものがたくさん捨てられていますよ、ということでした。
それはひどい…。ひどいですよね。
いくらがんばって清掃しても、またすぐゴミであふれちゃうのだそうです。いたちごっこ状態。大型ごみもたくさん捨てられていて、70年代のこわれた洗濯機、空気清浄機、建築資材の廃材などなど、バラエティに富んだものがしょっちゅう見つかるそうです。
この日も、大型ごみとして古タイヤ8本、家電製品等々が多数みつかりました。
すさまじいゴミの数々に、こりゃあ、富士山の世界遺産登録なんて、一生無理かなあ… と大実感。 こんなにゴミだらけじゃあね。
そしてこのボランティア清掃から数週間たち、
今回、富士山の世界遺産登録が可能になったというニュースが!!やった
しかし、今回は、富士山の「自然遺産」としてではなく、「文化遺産」としてなのだそうですね。 「自然」というのには、あまりにもゴミが多すぎだ、というユネスコの判断は正しいのかもしれません。
なかなか環境問題をじっくりと考える機会がなかったのですが、今回のボランティアはとっても貴重な経験となりました
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