若手華道家ユニット、p l a n t i c a 初の大型個展

 

植物から芸術を生み出すために必要な「自由」

伝統的な華道の流れに「新たなレイヤーを重ねたい」のだと、彼らは言う。有機物である植物を用い、空間を彩る。その方法には、「植物」をテーマにしている以外は、まったく制約がない。あるいは布にプリントされた花でさえ、彼らにとっては華材になってしまう。植物にまつわるあらゆる事象を用いて、生命感に溢れた芸術を生み出していく行為。本来、華道とはそのようなものでなかったか。一見、伝統から離れていくかのように見えるが、彼らが掲げる「自由であること」は、まさしく華道の本懐なのかもしれない。「新たなレイヤー」は、あらゆる方向への模索の中からしか生まれない。自在な芸術という意味において、空間を支配する生け花はまさしくインスタレーションであり、花を生けるためには小さな決断を積み重ねなければならない。
後戻りできない即興性に宿る、伝統と自由の美しきバランス。植物という普遍性に対峙するために、彼らは新たな価値を探し求めている。

 

会場:ポーラ ミュージアム アネックス  

    東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3F 

    東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅 」7 番出口すぐ

会期:2 0 1 2 年1 2 月1 9 日( 水) 〜1 月2 7 日( 日)

   * 1 2 / 2 9 - 1 / 4 は休館

時間:11:00 - 20:00 ( 入場は閉場の30 分前まで)

入 場 料:無料

主催:ポーラ ミュージアム アネックス企画制作:PARCO

お問合せ:03-3563-5501(ポーラ ミュージアム アネックス)