
目黒区の高級住宅街、八雲にある和菓子屋兼茶房兼懐石料理の一軒家の隠れ家的なお店、「楳心果」(ばいしんか) 前回のつづきです。
素敵な和菓子のディスプレイと、お店の静かなたたずまいを見た後は、懐石料理を食べることができました。写真不可だというそのお部屋は、イスとテーブル席なのですが、まるで京都の懐石料理店のように、お庭が美しく見えるように設計され、窓の配置やかたち、天井の高さなど、こりにこったつくりのモダンなお部屋でした。障子をイメージしているのか、壁や天井は真っ白です。

前菜。菊の花びらのあんかけに銀杏。このあんかけが美味しくて、家でもつくってみようと思いました。

お造り。アジ(だったかな?)をさっとあぶったもの。香ばしくて美味でした。

揚げ物。懐紙にのせてありますねー。

ごはんと汁椀。しんじょがとっても美味でした。

和え物と焼き物。さきほどのごはんのフタに盛り合わせてくれました。茶懐石でも同じことをします。茶懐石でいうところの、八寸(はっすん)かな? 八寸とは、酒のサカナとなる料理です。

焚き物(たきもの)。これも、さきほどの汁物のフタにのせて盛り合わせてくれました。豚の三枚肉を甘辛く煮付けたものと、青菜。すごーく美味しかったです。ごはんをよそってくれて、汁物と一緒に食べることができました。

ご飯茶碗にお茶漬けをつくって盛ってくれました。香の物も。とっても上品な味。これは、茶懐石でいうところの「湯桶」(ゆとう)をイメージしたのかな? 湯桶とは、ごはんのおコゲにお湯と塩をまぜてお茶漬け風にしたもので、食事の最後、お菓子の前に食べるものですね

生菓子!!待ってました~というかんじ。

お抹茶もたててくれました。茶道の世界では、ふつうお菓子を食べてしまってからお抹茶をいただくのですが、この日は別に茶道は関係ないよねということで生菓子を食べながらお抹茶を飲みました。甘いものを食べながらのほうが、お抹茶って美味しく飲めるんですよね。
なんだか久しぶりにゆっくり食事ができたような気がします。なんだかんだいって、やっぱし日本料理は落ち着けるし、食べるものもナチュラルで、からだにもイイです ここの懐石料理は、茶懐石(茶道の食事のこと)をもとにしているのですか?との質問に、イケ面スタッフは、「そうですね、スタッフも皆、茶道を習っているんですよ……。でも初心者だから、どうぞお手柔らかに」と、にっこりと答えてくれました。
このお店はインテリアも食事もお庭も建物もなにもかもが美しく清潔に整っていますので、世俗の疲れを癒したり、日常を忘れて別世界で遊ぶのにはぴったりだと思います。
最後に圧巻はトイレ!!です。ぜひお手洗いへいってみてくださいませ。写真をとりたい気持ちをおさえるのに大変でした。高級外資ホテルのお手洗いよりも数段いいなと本当に感心してしまいました。ずっとここにいたくなるような、素敵なお手洗いでした
この日は茶道をなさっている6名の素敵マダムと懐石料理を楽しみました。
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