こんにちは。


金田音楽教室のビアノ講師・金田陽子です。



明日は我が家の電子ビアノとお別れなんです。


夫所有の楽器なのですが、「グランタッチ」という名前の電子ビアノがあったのをご存知ですか?


昔、クラビノーバより格上の電子ビアノがあったのです。


音大生が夜の練習用に…という感じで購入していた人もいたような気がします。


発売当時はテレビCMもやっていたし、トレンディドラマ(死語?)の中でも登場していました。
女優の広末涼子さんが、ドラマの中で弾いていた記憶があります。


かなり前の楽器ですが、数万円で買い取ってもらえることになりました。




↑ 結構、大きいピアノです。








↑ 電子ピアノなのに、生意気に?流線型をしています(笑)


息子が小学校に入学したので、ひとり部屋を用意しようと思ったのですが、グランタッチが場所をとっていてベッドなどが置けません。


夫は今はビアノを弾く時間がないので、思い切って手放すことにしました。


無料引き取りだったらラッキーだな…と思っていたら、なんと数万円で買い取ってくれるなんて嬉しいです。


知人に、「このピアノを欲しい生徒さんにあげたらいいんじゃない?」…と言われましたが、この楽器は一般の電子ピアノと違って、搬入・搬出が大変なのです。


軽く100キロを超える、重量のある楽器です。
足をはずして、運ぶのにも大変です。
(正確な重さは不明ですが、本体をひとりで運ぶのは無理です。二人でも重そうなのです。)


ましてや、幅広くて場所をとるので、生徒さんにはすすめられませんでした。


夫が独身時代に購入した楽器ですが、私も弾かせてもらいました。


充分に電子ピアノとしてのお役目を果たしたと思います。


でも、この楽器はまた中古電子ピアノとして売り出されるそうです。

少し嬉しいです。


どなたの手に渡るのかはわかりませんが、廃棄処分じゃなくて良かったです。


ピアノ講師として言わせていただきますが、正直なところ、「電子ピアノは、やはり電子ピアノでしかない」です。


倍音の響きなど感じられず、弾いていて違和感があります。


タッチに関しても同様です。


電子ピアノを購入するなら、生ピアノ(アップライトピアノ)を購入することを強くお勧めします。


でも、最近の生徒さんは、ピアノ=電子ピアノと思っているかたが多く残念です。


住宅事情などありますから仕方ないのですが。


以前、体験レッスンにいらした5才の男の子のお母様から、「家に小さなオモチャのピアノがあるので、それでもいいですか?」と聞かれてびっくりしました。


私は「オモチャのピアノと、鍵盤ハーモニカは論外です。絶対にダメです!」と即答しました。


私の教室では、たまに、最初の一年間くらいはキーボードのかたがいるのですが、いろいろな説明をしてピアノに買い換えていただいています。


オモチャのピアノ…には、まいりました。


今は、そのようなことから詳しく説明しないとダメなんです。


良い意味でとらえれば、誰もがピアノを習える時代になった、ということで喜ぶべきことなのかもしれません。


楽器の選び方から、発表会で着る衣装までアドバイスしないといけないのは驚きですが…。




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今日は朝から都内で仕事&自分のレッスン。


自宅のレッスンは15:30からだったから、都内でちょっと一息つきました。↓









帰宅途中に咲いていたお花 ↓


















最後の写真は、遅咲きの八重桜です。


お花は心を癒してくれます。


音楽も同じです。


では、また明日[E:paper]