こんにちは。
埼玉県朝霞市のピアノ教室講師・金田陽子です。
私のピアノ教室では、シールやスタンプといった「お楽しみ的」なものがありません。
指導を始めた頃は、シールもスタンプもあったのです。
いつの間にか必要性を感じなくなり、やらなくなりました。
でも、希望者には「ごほうびシール」を貼ってもらっています。↓

絵柄は何種類かあって選べます。
手作りではなく市販のものを使っています。(1冊目は無料で差し上げています。)
低学年の生徒さんに、このシール帳を使うかどうか聞くのですが、その回答が興味深いです。
ごほうびなんて無くても練習するからいらない‼︎
が、圧倒的に多いです。
念のため言っておきますが、私は生徒さんに、こう言わせるために暗示をかけたりなどはしていません。
でも、やりた〜い! シールはる‼︎
と、目を輝かせて言う生徒さんもいます。
別にどっちでもいい。
と、冷めた感じで言う生徒さんもいます。

今回はシールやスタンプをやる事の良し悪しについて語っているのではありません。
シールなどは、生徒さんの気持ちが盛り上がったり、教室からのサービスとしても楽しくて良いことだと思います。
それぞれのお教室にあった使い方をすれば良いのです。
最近、シールを通して感じたのは、生徒さんの個性です。
小学1年生の生徒さんは「シールをはる時間があったら、もう1曲弾きたい!」と言いました。
小学2年生の生徒さんは「シールより、先生にいろいろな曲を弾いて欲しい。」と言いました。
↑ シールを貼る時間は1分以内だと思いますから、曲を増やしたり、私が1曲演奏するには少し無理がありますが素直な気持ちとして受け取りました。
ひとりひとり、思っていることが違います。
もちろん、シールを貼ることを純粋に楽しんでシールがたまったら何をもらおうか考えている生徒さんもいます。
どの生徒さんも個性があって良いと思います。
(たかが?)シールだけで、生徒さんの考え(思い)がいろいろあるのです。
ピアノについて、日常生活について、たくさんの思いを抱えていることと思います。
私達は、生徒さんの声や、考えを聞きのがさず、敏感に対応していかなければと感じました。

私のピアノを聴きたい…と言った生徒さんには、希望の曲を弾いてあげることにしました。(曲がキチンと仕上がった時だけですが。)
まずは「エリーゼのために」のリクエストがあったので弾きました。
うちのお母さんより上手いね!
と言われました。
心の中で少しだけムッとして「当たり前じゃ〜!!」と思いましたが、上品に微笑みました(笑)
次回は、ショパンの「小犬のワルツ」だそうです。
そのあとあたりから、こわい?リクエスト曲がたくさんありました。
リスト「愛の夢」
モーツァルト「トルコ行進曲」
ベートーヴェン「悲愴」
ショパン「ノクターン」
↑ 小2なのに、なんか大人っぽい曲ばかりで、私も練習しないと…(^^;;
曲をもう1曲多く弾きたい…と言った生徒さんは、2人いたのですが、連弾曲をやる事にしました。
私の負担?が少し増えた気がしますが、このくらいてビクビクしていてはピアノ講師とは言えません(笑)
みんな違ってみんないい。
という言葉が、金子みすずさんの詩にありますね。
私達は、生徒さんひとりひとりにあった指導や対応をしなければいけません。
生徒さんの「言いなり」と言うことではありません。
幅広い対応ができる講師でありたいと言うことです。
当然、音楽を楽しむ心を養い、的確な演奏法も身につけてもらいます。
文字にすると真面目で重たい事に感じますが、とてもやりがいがあって楽しい事です。
ピアノは楽しいですよ!
始める年齢なんて関係ありません。(上達の早さは若いほうが早いですが…。)
やる気が大事です。
やりたいとおもったら始めてみて下さい。
金田音楽教室のHPは こちら です。
では、また明日[E:paper]