こんにちは。
金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。
完全にピアノ指導の話になりますので、ご興味のないかたはスルーして下さい。
いつの間にか、ピアノを指導して何十年もたっていました。
教室が変わったり、私自身の引越しなどもあり、たくさんの生徒さんをみてきました。
才能と努力。
最近、この言葉を考えるような生徒さんに出会いました。
私の教室の生徒は、初見が強く、すぐに楽譜を見て弾けるかたが多いです。
幼稚園年長から始めて、現在小学1年のAちゃん。
おっとりのんびりした生徒さんで、あわてず丁寧に指導してきました。
導入の段階で譜読みやソルフェージュに力を入れてきましたが、入会当初から宿題の曲を弾いたあとに、次にやる数曲を初見で弾きたたがるので、やらせていました。
1カ月後には1週間で、教本1冊全部を弾いてくるようになりました。
教えた音符は完全に覚えていて混乱しないことに感心しました。
手の形もきれいで、ムダな力が入っていないので音もきれいです。
ブルグミュラー程度の曲になっても、一緒に楽譜分析をすると、すぐに初見で弾き始めたりします。
頼もしい生徒さんなんですが、
欠点がひとつあります。
少し疑問なところや弾きにくいところがあると、練習をしてこないことです。
何でも簡単に出来るから、努力して練習する気になれないようです。
少し苦手な曲は、レッスンで弾いてもらうと、練習していないことが、すぐにわかるのですが、少し注意すると泣き出してしまいます。
とても優しく注意しているんですが…。
まだ、小学1年の子なので無理もないのですが、弾きにくい曲も頑張って練習することを学んで欲しいです。
入会から1年半で、弾いた教本の数、曲数はかなりあります。
器用な子は、あまり努力しない。
それでは上手くなりません。
保護者様には伝えてあるのですが、本人に自覚して欲しいのです。
頑張ってひと山越えて欲しいです。
毎回、根気強く練習について話しています。
きっと、変わってくれると信じています。
あまり器用でないけれど、たくさん練習して、曲を仕上げてくる生徒さんもいます。
2人をたして、2で割るとちょうど良いんですが…。(笑)
では、また明日[E:paper]