こんにちは。



埼玉県朝霞市 金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。



最近の発表会は、生徒さんが弾きたい曲、または、気に入った曲を弾くことが多くなってきました。



私の教室でもそうです。



自分が弾きたい曲だと練習する楽しみも増えて良いですね!





でも、私が子供の頃は違っていました。



先生が選んでくださった曲を弾いていました。



正直なところ「この曲はちょっとイヤだなぁ。」と思ったこともあります。



私が小学生時代に先生が選んでくれた曲は、なぜかゆったりとした綺麗なメロディーの曲や、しっとりと歌うようなロマンティックな曲ばかりでした。



当時は、とてもおとなしい控えめな子供だったので、私に合うと思って選曲したのかもしれません。



テンポが速くて、躍動的な曲をもらっている他の生徒さんが羨ましかったですが、誰にも言えずに与えられた曲を弾いていました。




中学生になってすぐ先生が変わり、それから間もなく発表会の曲を選んでくださいました。




ショパン 幻想即興曲op66 (遺作)


ボロボロの楽譜ですみません。


この当時は、全音ピアノピース(楽譜)の表紙は新しいものに変わっていた気がするのですが、先生がくださった楽譜はコレでした。



この曲をいただいた時の気持ちは、とても嬉しくて「(テンポが)速い曲だ〜!!!」と思った記憶があります。



綺麗に弾けるか…という不安は、しばらくたってから出てきましたが、先生の指示通りの地道な練習法で弾いていました。



先生の指導はかなり厳しかったですが、とにかく楽しくて夢中で練習しました。



その時に「自分が弾きたい曲をもらえると気分がいいし、練習したくなるんだな。」と感じました。




↑ それから月日が流れて、パデレフスキ版で同じ曲を弾きましたが、思い出すのはその発表会のことばかりでした。



私の教室でも、選曲だけでなく、生徒さんの心に残る発表会を心がけたいと思っています。



私自身の発表会の思い出だったのですが、まとまりのない話になってしまいました。



でも、いろいろな思い出が、現在の私を作っているのかもしれません。



キラキラとした楽しい思い出、色鮮やかな美しい思い出、階段を一段抜かしで駆け上がったような心はずむ思い出などでいっぱいです。



もちろん、どんよりとした悲しい思い出もあります。



ちなみに、現在の私はゆったりとした綺麗なメロディーの曲や、しっとりと歌うようなロマンティックな曲が好きなのですが、それは小学生時代の影響かしら!(笑)



それとも、大人になった(年をとった)せい?(笑)



超速の曲も好きですが…。



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では、また明日[E:paper]