こんにちは。
金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。
もうすぐ師走です。
皆さん、お忙しい日々を過ごされていると思います。
私も、新入会の方への指導や、体験レッスンに追われています。

先日、幼児向けのピアノ導入教材(楽譜)が発売されたので、楽譜の内容をチェックしにヤマハに行ってきました。
楽譜名は申しませんが、買わずに帰ってきました。
幼児が楽しめるように、振り付きの歌などが載っていたのですが、リトミック要素をピアノレッスンに取り入れている教室には不向きの楽譜でした。
その楽譜が悪いわけではありません。
良くできた教材だと思います。
ただ、最初の振り付きの歌が「ハンドサイン」を取り入れたもので、私の教室では使えない内容でした。
ハンドサインとは、ドレミなどの音の高低を手であらわしたり、振り付けであらわしたりするものです。
リトミックでは、ハンドサインはきちんと決まったものが2種類あります。
手を上下させてあらわすハンドサインは、とても複雑で、地面(床)からスタートするか、おへその高さから始めるかなど、いろいろと変わることがあります。
私が見た教材は、手を上下させるハンドサイン?とダンス?っぽいのを混ぜたようなものでした。
まさにリズム体操でした。
リトミック的ですが、リトミックではありません。
生徒さんが、きちんとリトミックを勉強しようと思った時に混乱しないように、その新刊教材は購入しませんでした。
子どもは、複数の似たような事をやっても混乱しないと言いますが、中には混乱する子どももいるかもしません。
当教室では、リトミック的な内容をピアノレッスンに取り入れることがあります。
教材についてのお手本動画もインターネットでみることができて良かったのですが、私の教室では使用をやめました。

定期的に新刊楽譜には目を通しています。
それらを使用するかしないかの判断は難しいのですが、今回のように一瞬で、使えないと判断することもあります。
新しいものが良いとは限りませんが、新しいものは今の時代に合っていて使いやすいものもあります。
生徒さん一人一人に合った教材を選ぶために日々、努力しています。
メイン教材でなく、複教材も良いものがたくさんあります。
機会があったら、ご紹介したいと思います。
では、また明日[E:paper]