こんにちは。
金田音楽教室の金田です。
先日、ボディパーカッションの講座に参加し、指導を受けてきました。
先生は、山田俊之先生。
日本で「ボディパーカッション」という言葉と活動を考えた素晴らしい先生です。
ボディパーカッションは、身体を打楽器(パーカッション)に見立ててリズムを奏でる音楽です。
「楽器がなくても、音符が読めなくても、歌が上手に歌えなくても」だれでもが楽しめる音楽です。
ことの始まりは、養護学校(特別支援学校)で多くの子供達とボディパーカッションをやりたいと思ったことからのようです。
その他、児童福祉施設、小児科病棟などでも活動なさっていたそうです。
現在もそのスタンスは変わっていないと思いますが、楽しい活動なので、リズムなどに興味がある人々にも広まっています。
私もリトミックの勉強を始めてからボディパーカッションに強く興味を持ちました。
指導を受けてまず思ったことは、
楽しい~!
かっこいい~!
ということです。
大勢でやるのですが、皆が仲良くなってリラックスできるような活動も組み込まれています。
知らない人どうしも、すぐに仲良くなれそうな雰囲気になります。
皆が仲良くリラックスして楽しめる工夫がされているところなどが、リトミックに似ていると思いました。
活動は、足踏み・ジャンプ・手拍子・ひざたたき・・・くらいかな~と思っていたのですが、もっとたくさんありました。
おなか、すね、胸、肩、おしりをたたく・・・などもあります。
楽しく、そして、間違ってもいい・・・ということを生徒には言うので、とても気楽に活動できます。
まずは「まねっこリズム」からです。
基本のリズムパターンがあるので、それを先生が叩き、生徒がまねをします。
私が1番興味があったのは、グループに分かれてのボディパーカッションアンサンブルです。
初級は、4小節遅れのカノンで順番にリズムを叩いていきます。
4グループあったとしたら、それぞれ違うリズムにして叩かせればいいのだろう、という程度にしか考えてなかったのですが、何十年もの経験のある先生は違います。
それぞれのグループのリズムを変えるのですが、視覚的効果もねらっていて、見ている人にも何かを感じてもらえるよう工夫されています。
足踏みや、ジャンプは、見ていると手拍子より響くせいか目立つのですが、それぞれの足踏みや、ジャンプが重ならない、ずれて動くように工夫されているものもあって、見る・聴くの両方で楽しめました。
さすが山田先生!
音楽に合わせてボディパーカッションしたり、場所を移動させたり、1度では覚えきれないほどの種類があります。
DVDや指導本などの出版多数です。
楽譜売場でボディパーカッションの本を見ると、山田先生の本がほとんどです。
何十冊も出版されているので、全部は置いてないことがありますが。
山田先生自身はどんなお方かというと・・、
優しそう(実際、優しい)で、楽しい先生で、素晴らしい活躍をなさっているのに全くエラそうにしていない方です。
能ある鷹は爪を隠す。
この言葉がぴったりの先生です。
もっとも、養護学校(特別支援学校)や発達障害の方を対象にして活動なさっている先生は慈愛の精神があるのかもしれません。
見るからに物腰のやわらかな優しい先生です。
お話しても、見た目どおり優しい先生でした。
リトミックの延長のような感じで、ボディパーカッションを見ていましたが、障害のある子供達がN響オーケストラの演奏に合わせて、立派にボディーパーカッションをしている姿(DVD)を見たら、いつもクール?な私も感動して泣きそうになりました。
聴覚障害者への指導もなさっています。
耳が聞こえなくても、「指揮を見る」「人に合わせる」など視覚からの情報を利用しながら、身体を叩いたりすることによる「触圧痛覚」や「振動による感覚」により音を認識して活動できるそうです。
私は、まだ勉強を始めたばかりなので、ボディパーカッションをどのように音楽活動に取り入れればよいか、よくわかりません。
リトミックの活動の中に少し取り入れてみるのもいいでしょう。
ピアノの発表会などでも、生徒にやらせたり、来てくださってる観客の皆さんと一緒にボディパーカッションを楽しむのも良いと思います。
使い方次第ですね。
高齢者施設でもできるそうです。
イスに座ったまま活動できるのもボディーパーカッションの良いところです。
今は、子育て中だし、ピアノ指導や他の勉強もあるので、ゆっくりとですがボディパーカッションに近づいて行きたいと思います。
やりたいことが山盛りです(笑)。
あわてずに、少しずつですね!
では、また明日[E:paper]