金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。
生徒さん達に「ピアノ、楽しい?」と聞くと、
「うん! 楽しくて、どんどん先の曲が弾きたくなっちゃうよ。」
と、嬉しい答えが帰ってきます。
私は「楽しい」と感じてピアノを弾いているのかな〜?
よーく考えてみました。
試験前も、演奏会前も昔からとても緊張します。
1週間前から食欲がなくなり、胃の調子が悪くなったりします。
当日は、飲み物しかノドを通りません。
1時期、緊張で吐き気がひどいときもありました。
夏の暑い時期は、緊張と夏の体力消耗で点滴をしてもらったこともあります。
演奏家には全く向いていないと思います。
でも、演奏直前はすごく落ち着いています。
演奏を始めると、まわりの音は何も聞こえません。
(ピアノの音だけ聞こえます。)
集中…というより、「無」になってる感じです。
思いっきり、気分良く演奏できることが多いです。
私の場合は、「楽しいのは一瞬のこと」のように感じています。
でも、普段の練習のときでも、
生徒さんと一緒にピアノを弾いているときでも、
試験や演奏会のときでも、
ピアノの響き、ピアノの曲が「美しい〜!きれいだ〜!」
と、感じています。
「楽しい」と感じてるのではないのですが、
「響きやメロディがきれいだ。」と感じるのも、
もしかしたら「ピアノは楽しい。」のと一緒なのかもしれません。
両手でピアノを弾くとき、「なんてきれいなんだろう!」といつも思っています(笑)。
その感覚が好きで、ピアノがやめられません。
感じ方は人それぞれ。
でも、私が「ピアノの響きは美しい!きれいだ!」と思っているから、
生徒さん達に、ピアノの素晴らしさを伝えられるように感じます。
もちろん、指導のための勉強はしましたが、
やはり、気持ちや心がないと伝わらないのではないでしょうか。
音楽の美しさがわかる生徒さんを育てていこうとあらためて思いました。

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では、また明日[E:paper]