こんにちは。
金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。
合唱コンクールのシーズン?ですね~。
私の教室では、二人の生徒さんが伴奏を引き受けてきました。
レッスンで、伴奏の曲だけを弾くお教室もあるようですが、私のところは仕上げの段階で少しレッスンするだけで、通常どおりのレッスンをしています。
ひとりは、中学3年生の男子生徒、A君。
中学に入ってから反抗期の様子。
レッスンに来て、家庭内の不満・・特に父親への不満を口にするようになりました。
私は、だまって聞いています。
中高一貫の名門校に通っているため、中3でも伴奏者になることは抵抗を感じなかったようです。
1年前のことですが・・・ ↓
このA君は、昨年も合唱コンクールの2週間前頃、「合唱の伴奏になった・・・。」と、ぼそっと言ってきました。
「なぜ、もっと早く言わなかったの?」と聞きました。
A君が言うには、
「(先生)にみてもらわなくても大丈夫だと思ったけど、本番で止まったらどうしよう・・・と、怖くなってきたから。」・・・とのこと。
反抗期のA君なので、お母様と話したくなって、お電話しました。
A君のお母様は、息子(A君)が伴奏者になったのを知りませんでした[E:coldsweats01]
「何か弾いているのは気づいていたけれど、ただ楽しみで弾いているだけだと思っていました。」
・・・と、あわててらっしゃいました[E:sweat01]
家では、ご家族とほとんど口をきかないと言うA君。
多感なお年頃?ですね[E:wobbly]
A君の演奏をレッスンで聴いたら、難しい曲なのにしっかりと弾いていました。
でも、ふっと止まりそうでコワイようです。
わかるわ~、その気持ち(笑)[E:note] [E:note]
指揮者(クラスメイト)の合図がわかりにくい、と言っていたので、指揮者と話合って合図をきちんとしてもらうようアドバイスしました。
そして、合唱をささえる、引っぱる演奏で、音量はひかえめに。
よく自分のピアノと歌を聴くこと、ミスしても止まらないこと。
伴奏者の役目をよく考えて!・・・・と言いました。
残るレッスンは、あと1回。
あまり、細かいことは言う時間がないので、あとは本人の耳にまかせるしかないかな~と思いました。
A君のお母様が心配して、お電話くださいましたが、「弾けているから大丈夫ですよ!」と、言って安心していただきました。
2日後・・・[E:shine] [E:shine] [E:shine](・・・1年前なのではっきりしないのですが、たぶん2日後。)
A君のお母様からまた電話がありました。
「先生~!! 息子が1~3年の全クラスの中で、最優秀伴奏賞をとりました。嬉しくて電話してしまいました。」・・と。
合唱コンクールにはお母様と祖父母様が聴きに行ったとのことなので、嬉しさも倍増だったようです[E:happy01]
審査員(プロの音楽家)の講評は「伴奏者らしく、ひかえめで歌をリードしながら、合唱との調和がとれていて素晴らしかった」とのこと。
私も嬉しかったです[E:up]
↑ ここまでは昨年の話です[E:happy01]
そして1年が過ぎ、
中3になったA君は、今年も伴奏者です。
でも、まだ一度も曲を聴かせてくれません[E:sweat01]
まだまだ反抗期。
直前に持ってくるから・・と言われました。
(聴かせてくれなくても別にいいけどね~、笑)
楽しんで弾いてくれればよいと思います。
派手に聴こえればよいのではなく、何のために弾いているか考えて演奏することが出来るようになってくれたら嬉しいです。
もうひとりは、小学6年生女子のYちゃん。
この子は、センスはよいのですが、楽譜をよく見ないで耳だけに頼ろうとするところが欠点です。
譜読みのミスが2ヶ所もありました。
強弱も自分の感覚でつけてしまうし・・・・[E:sweat01]
合唱にあわせるのよ!・・・と言ったことが、どこまで伝わるか心配です。
Yちゃんは、なぜか自信満々なのが不思議。
そのうち、気づくでしょうけど[E:wink]
がんばれ、A君とYちゃん!!
では、また明日[E:paper]