こんにちは。


金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。



今年(平成25年)ものこりわずかとなってきましたね。


生徒のレッスンがないこの時期に、音楽について、ピアノについて振り返り、考え、見直したりすることが大事なように思います。


ピアノを指導するには、自分自身の基礎を固め、冷静に、忍耐強く探求を深めていく必要があると思います。


それには、集中力や、謙虚さ、そしてゆるぎない決意と信念も必要でしょう。


自分の演奏技術はこのくらいで良いだろう・・・とか、指導に必要なことはだいだい学んだから大丈夫だろう・・・などと思ってしまったら、その時点からもう前進することも改善することもないでしょう。


人生においても、人はしばしば立ち止まり、休みをとる必要があります。


その休みの間に、私達は立ち直り、目覚めて、自らの道をさがす力を取り戻します。


音楽を演奏する欲求をよみがえらせるには、自分自身をときどき半睡状態?にもっていくのもよいのかもしれないですね。


私の場合は、ほお骨骨折で長い眠りから覚め、音楽について見直すきっかけができて良かったと思っています。



ピアノ教育だけでなく、音楽教育にかかわるということは、注意深くなることが必要であると思います。


そうしないと、ワンパターンの教育をしてしまうことにつながると思うので・・。


そして、成長段階の子ども達が味わうだろう戸惑いや、あせりなどの気持ちを理解する必要もあるでしょう。


それぞれの生徒が抱えている状況や悩みは十人十色だと思うので・・。


皆、違った個性、体格をもった生徒なのだから当たり前ですね。


たとえば、ソナチネアルバムの1番を指導するのが100回目であったとしても、私にとっては毎回、違う曲を見ているような気分がします。


演奏のしかたも解釈も、生徒によって違うので、私自身も新たな取り組みになるのです。



曲にアドバイスを与えるにしても、生徒との信頼関係を築いてなければ生徒の心には届かないことが多いです。


私は生徒を絶対に、心無いひと言で傷つけたりしないし、反感をかうような威圧的な態度もとらないようにしています。
(大昔の先生は、威圧的で横柄なかたがいたようですが。)



生徒より演奏が下手な先生というのは困りますが、難しいパッセージを弾いてみせて、「このように弾いてみなさい!」というのもちょっとおかしいと思います。



それを弾きこなすための身体動作を説明しなければ、いくら弾いてみせたところで弾けないのですから、指導者の責任は重大です。


座る姿勢、手首や腕の使い方、脱力のしかた、音の響き、音量のバランス、フレージング、・・・・などあげたらキリがありません。



なんとなく弾けてるからマル・・・では、残念ながらピアノ教育ではないのです。


だから、私達は日々謙虚に、そしてゆるぎない精神と忍耐力をもって指導するために必要なことを考え、学んでいかなければいけないと思っています。


時々、休憩をしながら・・がよいですね[E:happy01]



何十年も指導してきても、勉強することが山ほどあり、迷いはつきないのです。



ただ、決して妥協せず、自分のベストを尽くしていく。


それは大切だと思います。



有名指導者でもないのに、えらそうなことを書きましたが、ここまで読んで、


「そこまでしなくても良いのでは・・・??」


・・・と思ったかたは、残念ですが音楽やピアノの指導はお辞めになったほうがいいと思います。



いい加減に教えられたら生徒さんがかわいそうです。



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以上が年末に、とてもマジメ~に考えたことです(笑)。



来年も前向きに音楽を楽しんでいきたいですね[E:happy01]




では、また明日[E:paper]