こんにちは。



金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。



今週から新年のレッスンが始まりました。



長めの冬休みだったので、初回のレッスンで生徒さん達が、どのくらい弾いてくるのか興味がありました。







今のところ、どの生徒さんも期待を裏切らない演奏でした。



ほとんどの生徒さんが、宿題の曲だけでなく、他の曲も弾いてありました。



全ての曲を暗譜で宿題にしている生徒さんは、表現力の他に正確さも求めるので、曲数はそれほど多くありません。



暗譜ではなく、曲の「数こなし」に重点を置いている生徒さんは、曲集を一冊全部と、その他に練習曲を含む曲集2冊くらいから数曲弾いてきます。



今日は25曲入っている曲集全部と、新しい曲を6曲ほど弾いてきた生徒さんがいました。



私の教室では教本(曲集)が一冊終わると仕上げとして、もう一度その教本を一冊全部弾いてくる課題を出しています。(時間的に無理がある生徒さんには出しませんが…。)



生徒さん本人が、気に入って納得して弾いている教本でないと、一度終わった教本をもう一度全部弾いてくる…なんて事は絶対にやってくれません(笑)。



当然、その日は弾いたものを聴いただけでレッスンは終わってしまいますが、時にはそれも良いと思っています。



30分では時間が足りなかったので、少し時間延長しました。



時間をおろそかにしているわけではなく、芸術とは、時には時間の制約を超えてでも大切な事があると思っています。



生徒さんは、すごい集中力で30曲を弾いていました。(小学1年生の生徒さんです。)



私はそういう日は、あまり細かい注意はしません。



生徒さんは楽譜から目を離さず、鍵盤に目を落とすことなく弾いていました。(初見力の強い生徒さんです。)



時々、メロディーを口ずさみながら弾いていました。



注意したい事は少しありましたが、演奏している姿を見て、とても美しい…と思いました。







曲数を多く弾いてきたからエラいわけではありません。



3〜4曲を正確なテンポで、表情豊かに弾いてくる生徒さんもいます。



どちらも素晴らしいと思っています。



たくさんの曲を弾いてくる生徒さん達に共通するのは、「ピアノが楽しくてしかたない!」ということです。



それは、私にとって何よりも嬉しい事です。



楽しくなれば、難しい音楽用語や、調性など、いろいろな事に興味を示してくれます。



私がピアノ指導していて、やりがいを感じる時でもあります。






どんな教え方が良いのか?



指導方法にはあまりこだわりません。



生徒さん達が楽しんでピアノを弾いてくる状況を作る。



これが一番大事な事です。



私は保護者様に、練習させるよう頼んだりしません。(時々、聴いてあげたり、気にかけてあげるようには言っていますが。)



自主的に弾きたくなるような指導を心がけています。



私の教え方に、これと言った形もありません。



生徒さん一人一人に寄り添った指導法ですから…。



楽しくのびのびと弾いて欲しいです。







より良い指導のための勉強は、まだたくさんあります。



謙虚さを忘れずに頑張って指導したいと思います。




では、また明日[E:paper]