こんにちは。



金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。



メリカントという作曲家をご存知でしょうか。



オスカル・メリカント(1868〜1924)は、フィンランドの作曲家です。




フィンランドの作曲家といえばシベリウス(1865〜1957)が有名ですが、同年代の作曲家です。



大好きな作曲家はたくさんいるのですが、メリカントもその一人です。





↑ 『メリカント ピアノアルバム』



フィンランド在住だった日本人ピアニストの舘野 泉(たての・いずみ)さんが楽譜を紹介し、CDも発売しました。



メリカントの作品は、素朴で単純なものが多いため、国際的にはほとんど知られていません。



でも、素朴な楽曲はとても美しく、親しみやすいものばかりです。



難易度はブルグミュラー終了からソナチネ終了程度くらいかな〜と思います。



「ワルツ・レント」や「ショパン風のワルツ」などは弾きやすいと思います。



私はどの曲も大好きです。



音源があるとわかりやすいと思うのですが、ピアニストの舘野 泉さんのCDはもうないかもしれません。



でも、You tubeで演奏者は違いますが、数曲聴くことができると思います。



余談ですが、ピアニスト舘野泉さんは10年位前に脳出血で倒れ、右手がマヒして使えなくなってしまいました。



現在は左手のピアニストとして活躍中ですが、両手では弾けませんので、メリカントの録音は倒れる前のものです。



とてもわかりやすくて綺麗な曲なので、機会があったら是非聴いてみたり、弾いてみたりしてください。



メリカントの歌曲も良いですよ!



難しい曲や、音楽的に工夫が見られる曲でなくても十分楽しめます。



それほど有名ではなくても、良い作曲家はいます。



できたら、これから少しずついろいろな作曲家を紹介できたら良いと思っています。






では、また明日[E:paper]