こんにちは。


金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。



新年度を迎え、皆さんもあわただしい日々をお過ごしのことと思います。


私の教室も7名の体験レッスンが終わり、5月から入会のかたが5名いらっしゃいます。


レッスン時間の調整がうまくいかず、少しお待ちいただいています。


息子の小学校入学もあり、例年よりドタバタとしています。


やることはいろいろあるのですが、少し休息もしたいので、そんなときは読書でリラックスします。


最近は日本の音楽家について書かれた本や、ピアノの歴史、西洋音楽史などについての本を読んでいます。






↑ 戦前から活躍したヴァイオリ二ストの諏訪根自子(すわ・ねじこ)さんの軌跡をたどった本(右)と、戦前生まれで、戦前から戦後にかけて活躍したピアニストの田中希代子(たなか・きよこ)さん生涯を書いた本(左)です。


戦前から活躍した音楽家は、日本在住のロシア人の演奏家から指導を受けていることが多く、ロシア革命がなかったら、日本における音楽はもっと遅れていただろうと思いました。


また、第二次世界大戦でユダヤ人の迫害により日本に逃亡してきた名演奏家もたくさんいて、島国で西洋音楽に疎い日本人にとっては、このことはプラスになったと感じました。


安川嘉寿子さん、斎藤秀雄さん、井口基成さんなど海外で勉強した演奏家もたくさんいますが、日本に優れた外国人演奏家がいた…ということを興味深く感じながら読みました。






↑ クラシックでわかる世界史(右)
ピアノ大陸ヨーロッパ(左)

2冊とも、西原稔(にしはら・みのる)さんの著書です。



音楽史、世界史の勉強をして、革命や戦争などによって音楽家の作曲活動や生活が変わり、祖国にいられなくなった…ということは以前から知っていました。

それらの事を日本の音楽家の成長、活躍を通して考えてみると、海外で起こった革命なども身近に感じられました。





↑ 大正生まれのピアニスト梶原完(かじわら・ひろし)さんについての本(右)

『日本を愛したユダヤ人ピアニスト レオ・シロタ』 (左)
日本に長く住み、たくさんの日本人に指導をした名ピアニストのレオ・シロタさんの話は、以前から知っていましたが書籍で改めて読むと感慨深いものがありました。


自分が弾く作曲家の生涯を調べたり、楽曲分析はよくしますが、日本における音楽の歩みや、世界情勢と音楽については軽く勉強するだけのことが多いので、この機会に見直してみるのもよいかと思います。


作曲家の山田耕作さんが、さまざまな本に登場しているのも興味深かったです。


安川嘉寿子さん、斎藤秀雄さんなどの生涯を書いた書籍は、以前書いたブログで紹介していますので、ご興味がある方はお読み下さい。

たぶん「おすすめ本」のタイトルでご紹介した気がします。


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ところで・・・


先日、息子の小学校の入学式がありました。




元気に晴れの日を迎えられてとても嬉しかったです。






では、また明日[E:paper]