こんにちは。
金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。
今日はちょっと変なタイトルですが、「夢」というのは、眠っている時にみる「夢」のことです。

私は眠りが浅いほうなので、夢をよく見ます。
幼い時から今までカラーの夢(色つきの夢)しか見たことがありません。
特に珍しいことではなく、今はカラーの夢を見る人のほうが多いそうです。
一般的に夢を見ても、見た夢を忘れてしまっている場合が多いため、自分の夢がカラーかどうかわからない人もいますね!
…と、今回は夢の話ではなくピアノ演奏の話題なのですが、私は自分が弾く曲はほとんど色と結びついています。
子ども用の曲でも、上級者用の曲でも演奏する時は「色」が浮かびます。
1曲の中で、何色もの色が出てくることもありますし、1色だけの時もあります。

色 → 情景 → ピアノ演奏 という感じで弾いている気がします。
初級の生徒さんが、宿題の曲を間違えずにキレイに弾いてきたのですが、なぜか無味乾燥な演奏で気になりました。
曲に題名も付いているし、挿し絵もあって表現しやすいはずなのですが、本人もどう表現したら良いか迷っているようでした。
私がお手本を弾いてあげるのは簡単ですが、それでは私のマネになってしまいます。
もう、マネから学ぶ時期は過ぎた生徒さんです。
でも、まだ小学校低学年のためか、独自の表現は難しく感じるようです。
そこで「この曲に色を付けたら何色?」と聞いたら、「ピンク色と黄色。」と答えました。
私も偶然、同じ色でした。
色を思い浮かべて弾いてみて!…といきなり言っても迷いが出るかもしれないので、曲と色について話しました。
曲に合う物語を考えるとか、情景を思い浮かべるということも少し話しました。
色が1番わかりやすいようです。
次回から少し演奏に変化が出ると良いと思っています。

ピアノを弾く時、その曲の楽曲分析や時代背景、作曲家についてなどを考えますが、どう表現しようかと考えた時、私はまず「色」から入ります。
楽譜に色をぬらせたりする先生もいらっしゃるようです。(私の教室ではやっていませんが。)
楽譜に色をぬるにしても、ぬり絵をさせるにしても自由な発想でぬらせたいと思います。
子どもの場合、曲が明るい部分は赤で、悲しげな部分はグレー、でないことを祈ります。
ぬり絵もクツの色が片足ずつ違ってる…なんていうのはいいな〜と思ったりします。
髪の毛は黄緑色…なんていうのも斬新でいいな〜と感じます(笑)。
作曲家の意図を理解した上で、自由に創造して表現できる生徒さんになって欲しいと思いながら指導しています。
私自身がピアノ演奏をする場合は、色や情景だけではないのですが、時々、楽しい情景を考え過ぎて弾きながら笑ってしまうことがあります。
楽しげな曲想の時ですが…。(^^;;
音楽が本来伝えたい気持ちを読み取って演奏できるようにしたいですね!
「正確に美しく」だけを考えて弾くと、情緒に欠ける演奏になりがちな気がします。
心ある演奏を目指して指導していこうと考えています。

夢に色がついているのも楽しいですが、音楽に色がついているのも楽しいものです。
素敵な風景や、楽しかった思い出などを考えながら弾くのも時には良いかもしれません。
聴く人を魅了する演奏を目指して欲しいです。
金田音楽教室のHPは こちら です。
今日のブログ作成時間は28分でした。
余談ですが、以前疲れている時にコワイ夢を見たのですが、ナイフを持った日本人形に追いかけられる夢でした。
追いかけてくる人形の着物の柄が、とてもカラフルでコワサが倍増しました。(笑)
コワイ夢は白黒がいいかも…。
では、また明日[E:paper]