私にとって「音楽」とはなんだろう。
とても好きなこと、人生において大切なものです。
・・なんか、しっくりこない。
あらためて考えると、きちんと答えられません。
そんな私が、生徒にピアノを教えている。
いいんだろうか?
時々、こんなことを考えています。
そのときによって、答えがちがうのですが、
今、思うことは・・・
私にとって「音楽」とは、自分を表現する手段。
言葉のかわりに音楽で「私」を映し出している。
私の演奏を聴いて、私という人間がわかってもらえるといいな・・と思いながら演奏しているかもしれません。
音=言葉。
私は、無口ではありませんが(どちらかというと、おしゃべりです)、音で語れるように心がけて演奏しています。
人に伝わっているかはわかりませんが。
美しい音で語りたい。
それには、私自信の心も美しくなければ、音楽で表現できないだろうと思っています。
音楽が、私という「人格」を作ってるように思います。
やさしい人に、おおらかな人に、人の気持ちがわかる人に・・。
そんなふうになりたいと思いながら過ごし、演奏に反映させようとしています。
でも、迷いや悩みがいっぱい。
演奏にも、そんなことが表れているのでしょうか?
でも、今日より明日、明日より明後日・・と良くなっているだろうと信じて演奏しています。
まだ、あきらめていません。
それは、
有名になることや、大物になることではなく、自分自身を自分が納得いく形で表現し、演奏できるということ。
こういうことって、意外と大切じゃないかと思うのです。
ピアニストは別として、私も含め、ほとんどの人が楽しいからとか、自己満足で演奏しているのではないでしょうか。
それは、決して悪いことじゃないのですが、
音楽は、自分を映し出す鏡のようだと思うので、自己満足で演奏していると、そういうことまで音にあらわれてしまうと思います。
美しい心で、美しい音で「私」を表現したい。
日々、そう思いながら演奏しています。
それが、私にとっての「音楽」。
楽器が変わると、表現方法も変わるし、難しいですね。
いろいろ考えさせられた一日でした。
また明日[E:paper]