こんにちは。
埼玉県朝霞市 金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。
ご存じのかたも多いと思いますか、ギロックは人の名前です。
ウィリアム・ギロック(1917〜1993)は、アメリカの音楽教育家・作曲家です。
楽譜は主に、全音楽譜出版社から多数出版されています。
今回は大人のピアノ愛好者のためにおすすめの2冊をご紹介します。↓

左側が「ギロック こどものためのアルバム」
右側が「ギロック 叙情小曲集」
難易度は、「こどものためのアルバム」はバイエル終了程度からプルグミュラー終了程度で弾けます。
「叙情小曲集」はソナチネアルバム程度くらいです。
「叙情小曲集」の中に秋のスケッチという曲があり、その曲はピアニストの方々も取り上げて弾くことがあるので、1番有名な曲かもしれません。
「叙情小曲集」はロマン派様式による全調のピアノ小曲集です。
ロマン派と言うより、ロマンティックな雰囲気の曲が多く、ショパンの曲に似ていたり、ドビュッシー、シューマン、ラフマニノフなどの曲に似ているものもあります。
難易度の高いショパンの曲は弾けなくても、雰囲気は味わって欲しい…という意図があって書かれた曲集です。
全調なので、♯や♭が多い曲は苦手というかたには譜読みが面倒かもしれませんが、短くてとてもキレイな曲ばかりです。
でも、私のイチオシ?の曲集は「こどものためのアルバム」です。
こどものための〜…となっていますが、大人が弾いても充分楽しめる曲集です。
…というか、是非、大人に弾いて欲しい曲集です。
例えば、1曲目の「ウインナー ワルツ」は、少し弾けるかたは「ちょっと簡単過ぎるんじゃない?!」と思うかもしれません。
でも、速めのテンポで流れよく弾いてみて下さい。
簡単なのにカッコよく聴こえますし、カッコよく見えます(笑)。
曲はバロック風から現代風まで幅広いのですが、どの曲も響きがキレイです。
そして、弾いていて楽しいと思います。
明るい曲があったり、悲しげな曲があったりいろいろですが素敵な曲が多いです。
私は「こどものためのアルバム」は全曲好きです。
大人のかたに、雰囲気のある演奏をして欲しい曲集です。
余談ですが「こどものためのアルバム」はAmazon(通販)のクラシックピアノ曲集部門のベストセラーNO.1のようです。

↑ こんな曲集も出ています。
「ギロック ピアノ・アンサンブル」 多喜靖美/編 全音
3冊出ていますが、ヴァイオリン、チェロ、鍵盤ハーモニカなどと一緒に楽しむ楽譜です。
曲目は、、、、
ウインナー ワルツ
古い農民歌
サラバンド
手品師
クラシック カーニバル
1.宮廷のコンサート
2.聖体行列
3.カーニバルの舞踏会
です。
全て「こどものためのアルバム」の中の曲です。
ギロックの曲は、それほど難しくないのですが、素敵な曲を弾きたい…という望みを叶えてくれます。
CDもたくさん発売されています。
You Tubeにもいろいろな動画がアップされています。
大人のかたは、CDなどの音源を先に聴いてから弾いたほうが雰囲気がつかみやすいです。
是非、弾いてみてお気に入りを見つけて下さい[E:sun]
「叙情小曲集」も「こどものためのアルバム」も良い楽譜ですが、「叙情小曲集」は、ギロックがスランプの時に書いた作品と言われています。
スランプ中に書いた曲だからいけないわけではないですが、「こどものためのアルバム」のほうが素直に楽しめると思います。
以上は、私の個人的な意見ですので、参考程度にとどめて、ご自分の好きな曲を弾いてみて下さいね!
ギロックに師事した作曲家や、ギロックに影響を受けて作曲をした方々がいます。
ギロック ファミリーと呼ばれています。
ギロック ファミリーの曲集については、また後日書きたいと思います。
金田音楽教室のHPは こちら です。

最後までお読みいただきありがとうございます。
素敵な週末をお過ごしください。
では、また明日[E:paper]
埼玉県朝霞市 金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。
ご存じのかたも多いと思いますか、ギロックは人の名前です。
ウィリアム・ギロック(1917〜1993)は、アメリカの音楽教育家・作曲家です。
楽譜は主に、全音楽譜出版社から多数出版されています。
今回は大人のピアノ愛好者のためにおすすめの2冊をご紹介します。↓
左側が「ギロック こどものためのアルバム」
右側が「ギロック 叙情小曲集」
難易度は、「こどものためのアルバム」はバイエル終了程度からプルグミュラー終了程度で弾けます。
「叙情小曲集」はソナチネアルバム程度くらいです。
「叙情小曲集」の中に秋のスケッチという曲があり、その曲はピアニストの方々も取り上げて弾くことがあるので、1番有名な曲かもしれません。
「叙情小曲集」はロマン派様式による全調のピアノ小曲集です。
ロマン派と言うより、ロマンティックな雰囲気の曲が多く、ショパンの曲に似ていたり、ドビュッシー、シューマン、ラフマニノフなどの曲に似ているものもあります。
難易度の高いショパンの曲は弾けなくても、雰囲気は味わって欲しい…という意図があって書かれた曲集です。
全調なので、♯や♭が多い曲は苦手というかたには譜読みが面倒かもしれませんが、短くてとてもキレイな曲ばかりです。
でも、私のイチオシ?の曲集は「こどものためのアルバム」です。
こどものための〜…となっていますが、大人が弾いても充分楽しめる曲集です。
…というか、是非、大人に弾いて欲しい曲集です。
例えば、1曲目の「ウインナー ワルツ」は、少し弾けるかたは「ちょっと簡単過ぎるんじゃない?!」と思うかもしれません。
でも、速めのテンポで流れよく弾いてみて下さい。
簡単なのにカッコよく聴こえますし、カッコよく見えます(笑)。
曲はバロック風から現代風まで幅広いのですが、どの曲も響きがキレイです。
そして、弾いていて楽しいと思います。
明るい曲があったり、悲しげな曲があったりいろいろですが素敵な曲が多いです。
私は「こどものためのアルバム」は全曲好きです。
大人のかたに、雰囲気のある演奏をして欲しい曲集です。
余談ですが「こどものためのアルバム」はAmazon(通販)のクラシックピアノ曲集部門のベストセラーNO.1のようです。
↑ こんな曲集も出ています。
「ギロック ピアノ・アンサンブル」 多喜靖美/編 全音
3冊出ていますが、ヴァイオリン、チェロ、鍵盤ハーモニカなどと一緒に楽しむ楽譜です。
曲目は、、、、
ウインナー ワルツ
古い農民歌
サラバンド
手品師
クラシック カーニバル
1.宮廷のコンサート
2.聖体行列
3.カーニバルの舞踏会
です。
全て「こどものためのアルバム」の中の曲です。
ギロックの曲は、それほど難しくないのですが、素敵な曲を弾きたい…という望みを叶えてくれます。
CDもたくさん発売されています。
You Tubeにもいろいろな動画がアップされています。
大人のかたは、CDなどの音源を先に聴いてから弾いたほうが雰囲気がつかみやすいです。
是非、弾いてみてお気に入りを見つけて下さい[E:sun]
「叙情小曲集」も「こどものためのアルバム」も良い楽譜ですが、「叙情小曲集」は、ギロックがスランプの時に書いた作品と言われています。
スランプ中に書いた曲だからいけないわけではないですが、「こどものためのアルバム」のほうが素直に楽しめると思います。
以上は、私の個人的な意見ですので、参考程度にとどめて、ご自分の好きな曲を弾いてみて下さいね!
ギロックに師事した作曲家や、ギロックに影響を受けて作曲をした方々がいます。
ギロック ファミリーと呼ばれています。
ギロック ファミリーの曲集については、また後日書きたいと思います。
金田音楽教室のHPは こちら です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
素敵な週末をお過ごしください。
では、また明日[E:paper]