こんにちは。


金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。



今回はピアノ教室の話ですので、興味のないかたはスルーしてください。



シンプルな生活。


シンプルな指導。



いろいろな物が豊富な時代ですが、一定期間、使ってない物は全部、処分しています。



本当に必要な物は何かと気づかされます。





ピアノ指導も同じだと思います。



アレもコレもと生徒さんに詰めこみ過ぎないレッスンをしています。



いくら子どもの記憶力、吸収力が良いからといって、アレコレやり過ぎては疲れてしまいます。



疲れなくても「ありがた迷惑」になる場合があります。



「ありがた迷惑」でなかったとしても、楽しいだけで身についていない場合もあります。



手の平の骨が大人と違う小さな生徒さんに、手の形のトレーニングをしてもツライだけです。



10のうち1だけアドバイスして、あとは成長に応じて少しずつ進めます。





きちんとした技術を身につけて、早くうまくなって欲しい…と思うあまり、いつの間にか生徒さんのためではなく、自分の(指導力を証明したい)ためになっている教室があるのではと感じています。



生徒さんをよく見て、何を望んでいるのか考えて指導したいものです。



先日、小学4年の生徒さんに言われました。

「先生、私はコードネームとか勉強しなくていいです。楽譜を見て、普通に弾ければいいから。」と。



最近のピアノ教室では、コードネームの指導をすることが多くなってきたので、少し教えようと思ったのですが、はっきり断られました。



私の教室では、自由に発言できる雰囲気を作っています。



音楽の道に進む生徒さん以外は、やりたくないのに無理強いする必要はありません。



コードネームは教えていませんが、C・F・G7くらいは理解しています。



これは一例ですが、やりたくないのに流されてやっている生徒さんがいるかもしれません。



生徒さんの様子を見て、気をつけなければいけません。



今は、年に数回、発表の場を提供し、ひとりで楽譜を読んで演奏できるようになれば、それで良いと思うようになりました。



さらに上を目指すかたは、保護者様が私にそのことを言ってくださると思いますので、その場合は指導内容を再検討すれば良いと考えています。





昔と違って、指導のための楽しい教具(グッズ)もたくさんあって良いことだと思いますが、自分のキャラクター(性格)にあったものをチョイスしたいです。



教具の考案者が、関西のとても明るく元気な先生だった場合などは要注意です。



その先生には合っていても、私のクールな?性格では生徒さんに受け入れてもらえない可能性もあります。(笑)



無理をせず、なるべくシンプルな指導を心がけています。



私の教室は、体験レッスン後の入会率はそれほど高くありません。



かなり指導方針や教室規約がはっきりしているので、納得してくださるかたしか入会しません。



こちらからお断りする場合もあります。



でも、入会したら6年以上の在籍率は96%です。



ほとんど辞める生徒さんがいません。(引っ越しや大学進学の場合は除く。)


毎月の「教室だより」もありません。



ごほうびシールは希望者だけです。



保護者様との定期的な面談などもありません。



とてもすっきりした?シンプルな教室です。



でも、個人的に手紙を出したり、メールをしたりしています。



レッスンに付き添ってくる保護者様とはたくさん会話しています。



コミュニケーションとは「形」が大切なのではありません。



「心」や「気持ち」が大切なのです。



これからも生徒さんのためになる教室でありたいと思います。



金田音楽教室のHPは こちら です。





では、また明日[E:paper]