こんにちは。
金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。
美術展のお知らせです。
美術は素人ですが、好きな画家はたくさんいます。
その中で、私が1番好きな画家はマリーローランサンです。
マリーローランサンは1883(明治3年)生まれのフランスの女性画家。
キュビズムの影響を受けた作品もありますが、一般的にローランサンっぽい作品は、パステル調の色彩の優しい雰囲気の絵画です。





府中美術館で、12/20までマリーローランサン展を開催しています。
なんとか時間を作って行きたいと思っています。
上野の東京都美術館では「モネ展」をやっているのは有名ですね!
モネの絵画は、原画を見ないと良さがわからないと思いますが、マリーローランサンも同じです。
写真では、微妙な色彩や雰囲気がわかりません。
なぜ好きか…って??
好きなのに理由はないんです。
淡いピンクなどを使った独特の雰囲気にいつも引きつけられます。
海外にあるローランサンの作品もたくさん見ました。(変わった絵もありました。)
何枚かの作品を見て好きになったわけではないんです。
全部とは言えませんが、国内外を含め、かなりの枚数の作品を見て好きになったのです。
大きな作品は、引き込まれそうで、その場から離れられませんでした。
強烈な刺激…ではなく、色彩の美しさと、心躍るような躍動感を感じることが多かったです。
今回の美術展の作品は、日本のマリーローランサン美術館所蔵の作品みたいです。
少し前まで、蓼科にマリーローランサン美術館があったんです。
ホテルもあって、だいぶ前ですが、泊まりがけで見にいきました。(閉館して残念です。)
画風がかわいい…とか、そういうことで好きなわけではない気がします。
ローランサンに肖像画を描いてもらうのがステイタスだった時期もあったようです。
ココ・シャネルもローランサンに絵を依頼したようですが、気に入らない…と突き返したそうです。
生粋のパリジェンヌのローランサンはひとこと、「あのいなか者(シャネルのこと)には、しょせん絵画の良さがわからないのよ!」
…と、言い放ったそうで、なんともカッコイイ話です。
シャネルは、パリ産まれではなかったようです。
その問題の肖像画は、あまり美しく描かれてなかったようなので、シャネルの微妙な気持ちもわかる気がします。
原画を見て、何か感じて欲しいと思います。
音楽も美術も好みがありますから、レンブラントとかクールベなどが好きなかたもいるでしょう。(こちらのほうが好きなかたが多いかもしれません。)
以前、ブログに書いたのですが、ゴッホの『ひまわり』も原画を見るまでは、「ふん! あんな花の絵、私にも書けそう!」なんて、生意気&失礼なことを思っていたのです。
でも、原画を見て、強烈な迫力と素晴らしい美しさ、ゴッホさまざまな感情まで伝わった気がしました。
写真じゃわからないと思ったのはそれからです。
原画を見て、感じて下さい。
好きな画家のランキングって、なかなか出来ないですね!
好きな作品と、その画家の作風が完成される前の作品とでは違いがありますから。
冬が近いですが、芸術の秋。
さまざまな感覚を楽しんで下さいね。(食欲も、笑)
では、また明日[E:paper]