こんにちは。



金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。






『自分の音、聴いてる?』 山本 美芽(やまもと・みめ)著 春秋社



先日、山本美芽先生のスタジオセミナーに行ってきました。




ずっと注目していた大好きな先生だったのです。



でも、予定が合わず、なかなかセミナー参加出来なかったのですが、やっと参加できました。




大きなテーマは「ニュアンスをつくるもの」でした。



✴︎CDの聴きくらべをして、耳に入ってくる音を、言葉で描写してみる。



✴︎音の三要素(音量・音色・音程)を使って「違い」を説明する。



✴︎音階第三音を意識する。



私が興味を持ったのは、最後の「音階第三音」についてです。



ピアノは平均律ですが、純正律の(その調の主和音)の第三音は、平均律より少し低くなっている。



これは、当たり前のことなのですが、オーケストラや吹奏楽など…主に弦楽器や管楽器は純正律です。



室内楽において、耳の良いピアノ奏者は「第三音を少し弱めに弾いている」など、意識しないと難しいような気づきを与えててもらいました。



美芽先生は、著書の中でも「耳を開く」と言う言葉を使っていますが、自分の音や相手の音を聴くことの重要性を説いています。



ピアノ教本研究家でもあり、音楽・ノンフィクションライター、音楽教育家など多才な先生です。



著書もたくさんあります。



美芽先生は音楽を幅広く経験、研究されたので、セミナーで取り上げる視点が違います。



私には、そこが興味深く、音楽の新たな方向性を見ることができる気がしています。



音大での講師のお仕事もあるようで素晴らしいです。



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このセミナーは、それだけではありません。



実際にピアノを弾いたり、歌ったり、他の楽器を演奏したりする実践があります。






今回はバッハ インヴェンション5番の音階第三音を意識して弾くことをやりました。



ちょっと楽しい曲では「あまちゃん」の連弾をしました。



ウラ拍のノリや、トゥンバオというラテンのリズムをCDを聴いたり、手をたたいたりと、参考になる音源や、トレーニングがたくさんありました。



ピアノ演奏も楽しい雰囲気で弾けた気がします。



メロディーは、鍵盤ハーモニカのほうが合っているなども実践して、楽しくピアノを弾きました。



でも、最後に課題曲を通して弾く時は真面目に弾きましたよ!



完璧な演奏は出来なくても、私はピアノ演奏や歌がある実践型セミナーが好きなので、とても気持ちが良かったです。






↑ 美芽先生にサインもいただきました。



多才なのに、とても気さくで優しい先生です。



思ったとおりの方でした。



書き忘れましたが、美芽先生のピアノ演奏の腕前はかなりのものですよ!



きちんと、音楽科で学んできていらっしゃったかたですから。



終了後は、ランチをしていろいろなお話をしました。






↑ 私は、また食べる前に写真をとり忘れ、セミナーでご一緒した由佳先生のお料理の写真を撮らせていただきました。



美芽先生は、ご自宅でも同じ内容のものをホームセミナーと題してなさっていて、そちらに行くかたが多いのですが、私はスタジオのほうが近いので今後もこちらに参加します。








違う角度から音楽を見た感じがして、新鮮で勉強になったセミナーでした。



ピアノがたくさん弾けたのも楽しかったです。



今後は歌ったり、違う楽器演奏もしてみたいです。






↑ ランチ後の写真。



おしゃれな照明のお店だったので、顔が良くわからないですね!



他にもちゃんと撮れている写真はあるのですが、あえてこの写真を載せました(笑)。



1番左が山本美芽先生。(笑顔の素敵なかたです。)







素敵な出会いに感謝の日でした。




では、また明日[E:paper]