こんにちは。



金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。



今日は専門的な話なので、ピアノレッスンに興味のない方はスルーして下さい。



SNSの非公開グループで、ある質問をしてきたピアノの先生がいました。



◯◯ピアノ教本の3巻くらいから難しくなるような気がするのですが、どの辺でつまずく生徒さんがいますか?



というような質問でした。



回答はいろいろで3巻から両手奏で混乱するとか、4巻のポジション移動でとか、いくつかありました。



私は質問を読んだ時、えっ?なんのこと?…と思いました。



その教本は私の生徒さん達も使用していますが、つまずく子はひとりもいません。(自慢げで生意気な発言に聞こえたらすみません。)



教本の全体の流れを良く理解していたら、つまずきそうな部分はわかります。



苦手な部分にも個人差があるから、注意が必要な部分は何ヶ所かあります。



つまずきの前に、生徒さんには予兆のようなものがあります。



苦手な部分なんだな…と察することができます。



その時点で、つまずき防止をしています。



曲から離れて苦手な部分を理解してもらうこともあります。



早めの対処で、つまずくことがなく進むことができます。



生徒さんによって得意なことが違います。



初見が強い子。


リズム感が良い子。


ポリフォニックな曲が強い子。


手の形が綺麗で、ピアノの音も綺麗な子。


指が良く動く(まわる)子。


表現力がある子。


移調が得意な子。


など、あげたらキリがないほど得意な事が違います。



苦手な事もいろいろです。



どこまで、要求すればいいか迷いますが、苦手な部分はある程度、克服させています。



もう少し、この部分がうまくできたらいいな…と思うことはありますが、つまずくほどの子はいません。



おそらく、ピアノ講師の半数以上の先生は、途中でつまずかせたりしないと思います。



私もエラそうな事は言えませんが、指導経験を積みながら少しずつ成長すると思います。



生徒さんを良く見て、良く考えてすすめないといけません。



生徒さんを見ているようで、良く見ていない先生をお見受けします。



わざとつまずかせて強くする…なら別ですが…。



ピアノは進むにつれ、練習しないとうまくならない。


1度も間違えずに弾いてもマルにならない曲が出てくる。


そういう事は、生徒さんが小さいうちから優しく理解しやすいように言っています。



そして、いつも生徒さんを見てチェックしています。



現時点で苦手なところはないか。



発表会などで演奏ミスをするのと、使用している教本でつまずいて先に進みにくくなるのでは、大きく違います。



教本でつまずくのは絶対に避けたいことです。



いくら教本の指導法セミナーに参加しても、生徒さんをつまずかせては意味がありません。



今日は、少しだけ辛口なんですが、もっと良く考えて、生徒さんひとりひとりを良く見て進めて欲しいと思います。



今日の質問と回答を見て、なんで、こんなところでつまずくの???



…と、かなりびっくりしたんです。



何十年指導していても、教えるのは難しいと思います。



かなり教本が進んで、有名な作曲家の曲でつまずきを感じるならまだしも、初級の段階でつまずかせるのはやめましょう。



素晴らしい指導をしている先生方はたくさんいます。



私も、おごることなく頑張って指導していこうと思います。



つまらない内容でごめんなさい。



あまりにもショックな事だったので…。


(今日は熱くなりすぎて、写真もアップしていないですね、笑。)



今日のブログ作成時間は17分でした。



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では、また明日[E:paper]