こんにちは。
金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。
完全に音楽指導者向けの内容なので、興味のないかたはスルーして下さい。
ここ数年は特に、指導者向けのセミナー、勉強会などが多くなり、指導法や教室運営など、幅広く学べるようになりました。
指導歴の浅いかたなどの助けになっていて、とても良いことだと思います。
でも、本当にためになることと、ためにならないことがあります。
たくさんの情報の中から、それらを見極める目と、しっかりとした考えをもって欲しいと思います。
最初の頃は、私も毎日のようにセミナーや勉強会に参加していました。
それぞれ、勉強になりムダだと思ったものはありません。
でも、今の私にはあまり必要がなくなりました。
とにかくピアノを弾いて、聴いてもらう。
それが、1番の重要事項になりました。
ずいぶんと、指導法の研究、教本の研究もしました。
レッスンを楽しくするためのグッズ(教具)なども充実させました。
たくさんの音楽書籍を読み、たくさんの演奏会、CD、DVDなども聴いたり、見たりしました。
自慢ではなく、他のピアノ指導者のかたも同様にたくさん勉強なさっていると思います。
そして、、、、、、
まだ足りないと思うことがあります。
自分のピアノを弾くことです。
弾かないと、どんどん指が動かなくなりピアノが弾けなくなります。
セミナーなどの情報が多くなったせいか、いつピアノを弾いているの?…と思わずにいられない指導者のかたを見かけます。
私達はピアニストではありませんが、それなりのレベルの曲を何曲も弾けたほうが良いのは当然のことです。
生徒さんは、先生のピアノを聴きたがっていますし、一緒に弾きたいと思っています。
先生と一緒に弾くのは、生徒のためにならないからとか、生徒同士で音楽を作りあげて欲しい…などと言うかたが、時々いらっしゃいます。
私には全く理解できないことです。
コンクールじゃないのですから、生徒さんが望むならケチケチせずに?一緒に弾いてあげたら?…と思います。
先生の威厳?
先生は余裕たっぷりに見せて?
先生はとても忙しいから?
生徒さんと一緒にピアノを弾いたって、威厳は保てるし、余裕もあるでしょう。
皆さん素晴らしい指導をしていますし、いろいろな考えの先生方がいて良いのです。
私は流されずに、自分の思うピアノ指導を目指したいと思います。
私自身は、もっとピアノをたくさん弾いて、演奏法や作曲家、作品について勉強していくつもりです。
何のためにピアノを教えているのか。
自己満足?
職業として金銭を得るため?
実績ある生徒を育てるため?
ピアノ教室を有名にしたいため?
自分の実績、経歴のため?
なんてことがないよう願っています。
私達は、ピアノを弾きたい生徒さんのためになるように指導しているのです。
たくさんの曲が弾けるピアノ指導者になって欲しいです。
そして、生徒さんのためになる有意義なレッスンができる指導者を目指したいですね!
指導歴が長くなると見えてくることもあります。
私も、頑張って教えたいと思います。
ダラダラ書いてしまいました。

では、また明日[E:paper]