こんにちは。
埼玉県朝霞市 金田音楽教室のピアノ講師・金田陽子です。
音楽は全ての人のためにあります。
自分で楽器を奏ででも良いし、好きな曲を聴くだけでも良いのです。
音楽のジャンルも関係ありません。
好きな音楽を奏でる、歌う。
手拍子も足ぶみも音楽になります。
音楽は柔軟で優しいもの。
私は、いつもそう思ってピアノを教えています。
病気や障害のある人、発達障害の人にも音楽を楽しんで欲しいです。

↑ 『発達障害のピアニストからの手紙 CD付き』
20才になるまで発達障害に気づかなかった野田あすか(のだ・あすか)さんの著書。
まわりの人とうまくコミュニケーションが取れずに苦しんだり、音楽を否定されたなどの苦しみを乗り越えて成長した様子が書かれています。
付属のCDも自作の曲を中心に11曲収録されています。
「同情」で読むのではなく、ひとりの音楽好きな少女の成長過程として読んで欲しいです。
この本は、知り合いのピアノの先生方が「素晴らしくていっきに読んだ。」と言っていたので購入してみました。
彼女を理解するピアノ講師の存在が印象に残り、私もいつかそんなピアノ講師になりたいと思いました。

↑ 『あきらめないてピアノ・レッスン〜発達障害児に学ぶ効果的レッスンアプローチ』中嶋恵美子/著
発達障害児を指導するために大切なことが書いてあるので、ピアノ講師向けです。
親しい友人でもある中嶋恵美子(なかじま・えみこ)先生は、音楽雑誌『ムジカノーヴァ』でも連載していますし、自身のブログでも情報発信しています。
それを見て、全国の発達障害児を指導する先生達は指導の幅が広がったと思います。
中嶋先生自身も、素晴らしい指導をしています。
レッスン動画を公開することもあります。
人の心の痛みや苦しみがわかる素敵な先生です。
私も一緒にコンサートに行ったりして仲良くしていただいています。(好みや考え方が似ているんです。)

↑ 『感動を作れますか?』久石譲/著
スタジオジブリの映画音楽で有名な久石譲(ひさいし・じょう)さんの著書。
アイディアやひらめきのために、日ごろから感覚を研ぎ澄ませ、センスを磨く必要がある。
「創造力とか何か。」「感性とは何か。」を書いた一冊です。
音楽だけでなく、生活の中で必要なことに触れているのでどなたにでも読める本だと思います。
わりと文字数が多めなので、活字が苦手な人は時間をかけて読むと良いかもしれません。
もっと紹介したい本があったのですが時間切れです(汗)。
いろいろな音楽指導の形があります。
どんな形でも間違っている指導はないと思います。
私自身は、健常者でも障害者でも関係なくピアノを指導していきたいと考えています。
ピアノを弾くのは無理な障害者のかたもいると思います。
そういうかたには、別の形で音楽を届けたい、伝えたいです。
全盲の生徒さんや、難聴の生徒さん指導している先生もたくさんいらっしゃいます。
障害者の方のためのピアノコンクールもあります。
指導するのに、そんな苦労して障害のある方を教えなくてもよいのでは?…と言う先生もいます。
教えたい先生、教えられる先生が指導すれば良いのです。
音楽は全ての人のためにある。
いつも考えています。
私は生徒さん達に感動を与えられる先生になりたいです。
可能性も引き出してあげたい。
弾くことが無理なかたには、私が音楽を聴かせてあげたい。
そう思いながらピアノを弾いています。
皆様、素敵な週末をお過ごしください。
金田音楽教室のHPは こちら です。
今日のブログ作成時間は34分でした。(約20分くらいが、私のブログの時間なので、今日は時間切れになりました。)
では、また明日[E:paper]