横浜市金沢区のピアノ教室

yokopianostudio
 
・講師 竹内陽子 東京音楽大学ピアノ専攻卒業
・場所 金沢文庫駅東口から徒歩6分のお教室です
・対象 3歳〜大人
 
 
モーツァルトの短調には傑作が多い。

わずか35年の生涯で、実に626曲もの素晴らしい作品を残した天才。
1700年代、古典派時代は形式を重んじる時代で、明るく明確な、分かりやすい音楽が好まれた。
そんな時代背景や時代のニーズに応えるように、実際、モーツァルト作品、全626曲中、ほとんどが長調。短調で書かれた作品はわずか19曲。比率からしたら、とても少ないことが分かる。

また、そんなモーツァルト短調の作品には、絶品揃いといっても差し支えないほどの傑作が揃っている。
ピアノ曲では、ピアノソナタイ短調k.310
ピアノコンチェルトニ短調k.466
幻想曲ニ短調k.397
幻想曲ハ短調k.475
ロンドイ短調k.511
アダージョロ短調k.540
など。

パリで母を亡くした後に書かれたk.310
悲痛な激しい悲しみを感じます。
後に父を亡くす直前に書かれたk.511
共にイ短調で書かれています。

幻想曲ニ短調k.397、ピアノコンチェルトニ短調k.466
共にニ短調の作品。
モーツァルト作品の中では
かの最高傑作「レクイエムk.626」モーツァルトの絶筆となるこの曲もニ短調。

オペラでは、「ドン・ジョバンニ」がニ短調の序曲を持ちますし
「イドメネオ」にもニ短調の部分があります。

こう見てみると、モーツァルトの短調には何か特別なやむにやまれぬ感情、書かずにはいられない心境を感じてしまいます。
時代の要望と関係なしに、より個人的で真に書きたい作品だからこそ、モーツァルトの素の姿が出ているのではないかと思います。



 
 
 
 
 

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・講師 竹内陽子 東京音楽大学ピアノ専攻卒業
・場所 金沢文庫駅東口から徒歩6分のお教室です
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