レッスンで、そしで自身の音楽作りにおいて大切にしていること。
それは、「作品にできる限り忠実に向き合うこと」です。
どうすれば?
それは、「楽譜に忠実になること」でしょう。
作曲家の全てのメッセージは「楽譜」にあります。
それを音に再現し、届けるのが演奏者の役目なのですが、ともすると、自分勝手に「作品の本質」を捻じ曲げた演奏になってしまいます。
スラーのかけ方にも表れます。
ショパンの作品なども、作品によって、長いスラーだったり、短いスラーがかかっていたりします。
ワルツなども、3拍目でスラーが切れているのに、つい、メロディ🎵の美しさにつられて、長〜いフレーズで弾いてしまう、などなど、です。
先日も「華麗なる大円舞曲」のレッスンをしていて、そのことが顕著に表れました。
レッスンの中では、楽譜を正しく読み解くことをしました。
ショパンが何を表現しようとしたのか、どんなキャラクターを表したかったのか。
ES durの調性から分かること。
スラーのかけ方から読み解けること。
アクセントの付け方から、ショパンならではの特徴的なマズルカやポロネーズを感じさせる部分。
転調による場面展開、ノクターン的な部分。
それに加えて、ショパンのどの時期の作品か、時代背景等、たくさんのお話しに及びました。
レッスンを聞かれていたお母様から
「レッスン中で、みるみると演奏🎶が変わっていく様子が本当に凄かった❣️です!!」
と感激なさってくださいました🥰
作品の本来の姿に光を当てる✨✨
そして、その作品の持つ素晴らしさを音に表す✨✨
作品の本当のパワーが、まずは演奏者自身に伝わり感動する❣️
それが聴いている人にも伝わる❣️
ということですね。
素晴らしい音楽をお伝えしていきたいと思っています。