GW後半になりました🍀
昨日は、ピアノ教師仲間の友人と横浜のピアノクリニック横山さんに遊びに行ってきました。
ヨーロッパピアノ、特にブリュートナーの正規代理店となっていて、他にもヨーロッパのピアノがたくさんございます。
横山さんは、ウィーンの巨匠イェルク・デムスに認められた調律者で、デムス氏についてウィーン、フランスなどにあるシャトーお城🏰の膨大な数のピアノ調律を手掛けてきた方です。
デムス氏の所有するピアノは博物館にあるような貴重な楽器で、実際に日本にもたくさん送っておられたようで、浜松の楽器博物館にも何十台もデムス氏のピアノが送られたそうです。
そんな横山さんのお話し(レクチャー?!)を惜し気なくご披露くださり、最後には横山さんオススメピアニストの名演奏CD💿まで聴かせていただき✨✨デムス氏との思い出話などなど、素敵なお話しの数々を伺い有意義なお時間を過ごさせていただきました。
特に感銘を受けたのは、ピアノ調律は人の声に近づけるというお話しでした。
私は声楽を学んだきっかけは、テノールの本物の素晴らしい声に出会ったことでした。
その衝撃的な出会いから一時は声楽家への転向も考えたほどでした。その時に自分の本当の声をどうやって探し当てたら良いのか、本当は自分はどんな声をしているのか、ということが1番の関心事でした。
それは、正にピアノにも言えること。
楽器の本来の声を引き出す、歌える状態にすることなのですね。
そして最後に、デムス氏のフランスの田舎にあるシャトーで、最後まで手放さなかった、デムス氏ご愛用のブリュートナーでバッハを弾かせていただきました。天国に召された巨匠イェルク・デムス氏に心からの敬意を込めて✨✨✨🎹