ショパン物語10
ショパンはオペラ作品を作曲はしませんでしたが、好きでよく聴いていたそうです。
同時代のオペラ作曲家に
ベッリーニ、ドニゼッティがいます。
ショパンはベッリーニとは友達になり、弟子たちには、ベッリーニのオペラを聴くように薦めていたようです。
ベッリーニといえば、イタリア ベルカント
の作曲家で、たしかに、ショパンのノクターンなどは、ベルカントのような美しい発声で奏でる、ピアノで歌う「声楽曲」のようにも感じます。
人の声に1番近い弦楽器と言われるのは、チェロ。
ショパンはピアノ以外の器楽曲として、チェロの曲を残しています。
ショパンの良き理解者であるラジヴィウ公がチェロの名手であったことも理由かと思います。
今日、ご紹介する曲は
作品8 ピアノ三重奏曲。
1828年から1829年にかけて作曲されています。
ラジヴィウ公に献呈しています。
ヴァイオリン、チェロ、ピアノのトリオですが、チェロがヴァイオリンよりも活躍する作品に仕上げています。
聴いてみましょう✨