「水の精」を題材にしたピアノ曲にはドビュッシーの前奏曲、ラヴェルの夜のガスパール、ショパンのバラード3番などがあります。
ショパンバラード3番、今ちょうど練習中なので少し書いてみようと思います。
ミキェヴィッツの詩「水の精」にインスピレーションを得て作曲。
ショパンは文学作品をテーマに作曲することは珍しいのですが、内容は 「若者は森をさまよい、 湖のほとりで水の精に出会った。二人は愛を語り合い、 心変わりしないことを水の精は若者に誓わせた。 若者はまた別の湖のほとりで若い女に出会った。 女は先ほどの水の精の化身であり、 若者を誘惑して試した。 若者が女の誘惑に負けたとき、 女は水の精の姿に戻り、 悔しそうに若者に抱きつくとそのまま湖の底に引きずりこんだ。 何もなかったかのような静寂だけが残った」
というもの。
バラード3番は他のショパンバラード3曲と違い、調性は唯一の長調で美しいですし踊りの要素が出てきたり、聴いていて深刻になるような曲ではないのですが、、
水の精の美しさとちょっぴり怖い感じが曲の魅力となっていますね。
皆さまもぜひ一度聴いてみてくださいませ✨
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