この投稿をInstagramで見る

生徒さんが演奏する曲をレッスンしていて、自分もその曲を弾いてみたくなる場合があります。 この曲もその一つです。 今朝は、医学部のピアノ会に所属している生徒さんのレッスンでした。 彼は医学部の一年生の時から私のレッスンに来られ、今は最終学年となりました。 最後の演奏会のために選んだ曲は、 バッハ=ブラームスのシャコンヌです。左手のための曲で、ブラームスが右手を痛めたクララのために編曲したものです。 もとは、バッハがヴァイオリンのために書いた曲で、最高傑作の1つとされています。長大で内容も深いのですが、イ短調の冒頭も大変メッセージ性が感じられます。 1720年に作曲されており、この年はバッハの最初の妻が亡くなった年となっています。バッハが仕事で出張から帰ったら、妻は亡くなっており埋葬が終わっていたという、情報手段が乏しい当時ならではの事情があるとは言え、ショッキングな出来事であったのは容易に想像できます。 シャコンヌにはそのような背景があり作曲されたということ、何らかの影響があったと考えるのが自然なのでは、と思うのです。 医学部のピアノ会の彼が来るようになり、その後お友達も何人かレッスンに来てくれるようになりました。 それぞれに忙しい中、ピアノを続けられて素敵です。 医師になられても、ずっとピアノを続けてもらえたら嬉しいです。 来月の演奏会のご成功をお祈りしております✨✨ #ピアノ会 #医学部 #バッハ #ブラームス #シャコンヌ #ピアノ教室 #yokopianostudio

Yoko Takeuchi(@yokopianostudio)がシェアした投稿 -