鎌倉山の素晴らしい邸宅に伺ってまいりました。
教室に通ってくださっている 大人の生徒さんの個人宅です。
なんと、こちらには 1862年製のプレイエルピアノが あるのです。
持ち主の生徒さんが、ぜひ ピアノを弾いてください、とお声かけくださり、ワクワク楽しみに伺わせていただきました。
こちらのピアノは、ニューヨークの楽器商を経て、日本に来たピアノだそうです。
ただ、プレイエル社の火災により、資料が燃えてしまいニューヨークの楽器商以前の履歴が分からないそうです。
どこの国で、誰が弾いていたピアノなのでしょうか。
生徒さんが 購入された際には 修復しなければならない状況だったのですが、なんとこのように美しいピアノに蘇ったのです。
持ち主のピアノへの愛情を感じます。
一年四ヶ月の月日、ピアノ工房に預けピアノの修復作業にあたったそうです。
弦やハンマーは新しくし、響板のひびなども修復し良い状態になっております。
そして、肝心な音色は 素敵で格調高く、味わい深いのです。
昨日は、 いろいろと曲を弾かせていただきましたが、やはり こちらのピアノには、ショパンや ドビュッシー、フォーレなど、フランス🇫🇷ものがぴったりくる感じがいたしました。
1862年製の パリ プレイエルのピアノの響きをお聴きください。
ピアノとの対話🎹により、いつもより遅く丁寧なテンポとなっております。
また、勢いの良いフォルテも 躊躇われましたので、控えめになっております。
ショパン バラードが長すぎて、動画の張り付けがうまく出来ないので、ショパン 別れの曲の途中までです。