6月8日、今日は作曲家 ロベルト シューマンのお誕生日です。
1810年生まれ。ドイツロマン派を代表する作曲家で、主にピアノ曲、歌曲に素晴らしい功績があります。
シューマンは、人間としても興味深い人物でした。自分自身の性格を、思慮深く内向的な空想家の一面
をオイゼビウスと名付け、逆に活発で積極的で前向きな一面をフロレスタンと名付けました。
このような真逆の二面性を自覚していましたし、シューマンの作曲した曲にも、顕著にそんなキャラクターの違いが表現されています。
もともとピアニストになることを目指していたシューマンは、自身で開発した極端な指の訓練により指を故障させてしまい、ピアニストの道を断念しました。
その後、作曲家の道で成功しますが、作曲に関しても、彼特有の極端な性格の偏りを見てとることができるのです。
二十代の頃は、ピアノ曲ばかりを作曲しましたし、結婚を相手親から反対され、長年の裁判の末に勝ち取ったその結婚の喜びから、三十代は急に、歌の曲ばかりを作曲したりしました。
シューマンの結婚相手は、当時、大変に才能のある有名なピアニストであったクララです。
妻としても、素晴らしい女性だったようです。
シューマンの弟子であったブラームスは、年上のクララを慕い、心の中で愛していたのですが、
結ばれることはなく、秘めた恋で終生独身を貫きました。
ブラームスの重苦しい煮え切らなさは、そんなブラームスの人生そのものなのでしょう。
それと対照的にシューマンの曲は、急激な情熱の爆発、また急に内向的でロマンティックな一面が現れたりします。
シューマンのピアノ曲で、傑作と言われる
「クライスレリアーナ」をご紹介いたします。
私の大学卒業演奏で弾いた曲でもあり、思い出深いです。
ラド ルプーの演奏でお聴きください。
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