素晴らしい才能に出会うと、年下であろうと、心からの尊敬と愛と感謝を感じるものですね。
今日は、正にそのような感動を呼び起こす素晴らしいピアニストとの出会いがありました。
ロシアのピアニスト、アレクセイ メリニコフのコンサートへ行かせていただきました。カワイ楽器主催のコンサートで、使用楽器は、シゲル カワイ。国際ピアノコンクールでも近年、入賞者が選んだ楽器として、有名になっております。
1990年生まれ。
若干 26歳のピアニストですが、言葉に尽くせない、音楽性とテクニック、おそらく人間性も、素晴らしい、音楽への愛を感じることのできるピアニストでした。
全てのプログラムが素晴らしかったのですが、特に私の耳と心をとらえて離さなかったのは、リストのロ短調ソナタでした。
リストのピアノ音楽の全てを集大成したかのような、長大で深い深い内容の傑作。
この曲、好きな曲ですが、演奏によっては、これ以上は勘弁して、という気持ちにさせてしまうような、ピアニストには難曲中の難曲なのです。
今日のリストロ短調ソナタは、ある時は絵画を見ているように、またある時は、彫刻の彫りを感じさせるような。
宇宙的な底知れぬ広がりのある演奏。
リストの愛を届けてくれる演奏。
こんな素晴らしい音楽に出会う瞬間、今までピアノを続けてきて良かった、と思ったりしますね。
だから、尊敬と愛と感謝なのです。
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