横浜市金沢区のピアノ教室
yokopianostudioです







おはようございます🍀


昨日は久しぶりにベートーベンピアノソナタをレッスンしました!

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第21番  ワルトシュタイン

1803年から04年、ベートーベンが34歳の時の作品です。


難聴に絶望したベートーベンは1802年に
あの有名なハイリゲンシュタットの遺書を書かせるまでになっていました。



その翌年、若き頃からのベートーベンの支援者であるワルトシュタイン伯爵よりピアノを贈られます。


エラール社のピアノで、5オクターブ半の音域だったようです。


今のピアノは7オクターブ強ありますからこのエラール社のピアノは今と比較すると音域も狭いですが、当時では最新鋭のピアノで、ベートーベンは感激したようです。



ピアノを贈ってくれたワルトシュタイン伯爵に献呈したので、このタイトルがついているこのピアノソナタ。


スケールが大きく、生命力溢れる力強い作品です。


32曲あるピアノソナタの中でも、私としては、かなり好きな方のソナタですね。
私的ランキングは上位です



ベートーベンについては、ライフワークとしていきたいので、しばらくブログに思いついたことを綴っていきたいと思っています。




とりあえず、昨日のレッスンで感じたこと。ワルトシュタイン、やはり21番ともなれば、後期ソナタの幕開けとも言える位置にあるので。



和声の進行が基本から逸脱しているのです。例えば、第二テーマは普通だったら属調のト長調へ転調するはずが、三度上の
ホ長調になっていたり。


その他も、普通とは違う意外な展開を見せていて、そこがベートーベンが天才たる所以とも言えるのだと思いました。
絶妙な効果を生み出して素晴らしい曲になっているのですね。


ベートーベンに関しては、弾くテクニックよりも、楽曲分析が何より重要だと思うので、レッスンを通じて私自身も勉強を深めていきたいと改めて思っています。


そして、ベートーベンの感じた色彩を楽譜から読み取り、蘇らせることが演奏者の務めであるし、喜びだと思っています。



さあ~勉強しなきゃ~アップ


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