ブラームスの晩年の作品。
テンポはすごく大事。音楽の流れは決して止まってはならない。これはどのような曲にも共通の大切なことです。
音はカチンとぶつかる音を出してはいけない。
八分音符の裏拍はデミニュエンドで。
とても繊細な表現を要求する曲なので、大変難しいと感じています。イメージも大切で、浮世離れしていなくてはならない。硬い音色により、この世界を壊してはならない。柔らかい音色がどうしても必要。
ブラームスピアノ作品の中でも、広く愛されている曲ではないだろうか。
6つの小品の第2曲目、インテルメッツォ間奏曲です。
練習の手段として、録音をして自分の音を聴きます。私の場合は、表現を十分にしようとする気持ちが反映されて、テンポが崩れがちになる。それを仕上げでは表現を十分にしつつ、テンポを守る、音楽を流す、
これが大事です。
とても好きな曲だけに、自分のデリカシーのなさで、台無しにしないよう、大切に弾いていきたい曲の一つです。