たまたまお店の宣伝の写真を探していたら、母親の退院当時の写真を見つけました

三年前の11月、母親と息子でハワイに行ったのですが、水泳中、
「息継ぎがしんどい。こんなにしんどいものかな
」

と口にしていましたが、徐々に呼吸が苦しく、微熱や咳が続くようになり、病院へ🏥。
胸部X線で見ると、すでに肺が真っ白でサンゴのようにカスカスに
。酸素量が足りず、進行性で命にかかわるから即入院しないといけない。ということになり3月に入院しました。

膠原病肺(こうげんびょうはい)=間質性肺炎でした。
母親は長年、全身性エリトマトーゼスを患っていましたが、頻度も多く、最も注意が必要な病変の1つです。
もともと膠原病とは本来自分自身を守る「免疫」が、異常をきたし、逆に自分自身を攻撃してしまう難病です。
しかし、20年以上うまくつきあってきて、誰1人病気だと思わない位のバイタリティ溢れる母親なので、絶句しました





全身が真っ赤な湿疹が現れ、最悪2カ月で命が危ないかもしれないとなり、母親の姉を呼び、友人もみんな大騒動になりました

即ステロイドを点滴で1,000ミリ投入が2日。
その後は、服薬で5ミリを6錠が続き、パルス療法で一気に飲んだり減らしたりと、肝臓の負担軽減と副作用の抑制に用いられるのですが、2カ月で2錠まで減らす事が出来たので、無事退院できました

(当時はステロイドの影響で寝れないとぼやいてましたし、お腹が空くとミックスジュースやソフトクリームを欲しがってました🍦)
しかし、ステロイドの副作用は強烈で、ムーンフェイスという脂質異常から、体幹に脂肪が沈着し
、一目で病気だと分かる容姿になります。
あれから2年経ち、今では0.25ミリまで落ち、すっかり顔も元通り

ステロイドは減ったものの、生涯飲まないといけないし、合併症も多い病気なので、去年、大腿骨骨頭壊死の手術を受けました🚑
病気とはうまく付き合えば長く生きられる病気と、短期間で命を失うものとあります。
自分の体は自分が1番わかっているようで、人から指摘されたり、健康診断でわかることもあります。定期的な受診と、健康的な生活の必要性を年々意識してくださいね
