主人の体調が日々悪くなっているようだ。
状態としては、「重症」の状態なのに、主人はいまだに転勤場所で仕事をしている。

来年から仕事は欠勤するのだが、仕事があるから元気なのか、離れているから私の精神も安定するのか色々と考えることはある。

しかし、体重はどんどん落ちている。やはり前のように食べれないし、体調も悪い。主人の場合、お米が美味しいと思わなくなり、今はパンばかりだ。あと、体内に熱があるからか、アイスを欲しがる。なんでも冷やこいものを欲する。下痢の繰り返しなのに、体を冷やそうとする。

今週は、月曜日おやすみして、今日には帰ってくるのだが、だんだん仕事も休みが増えてきた。

とにかく腰や背中の痛みが強烈で、オキノームやらフェントステープ2ミリ、ロキロニン二錠、デパス二錠飲んでも効いてない。マッサージをしてほしいと言われるが、痛みを逆に誘発して、更に痛がるようになる。

「緩和ケアだと痛みはとってくれるよ」

とすすめるのだが、どうも本人に誤解があるらしく、

「まだ頑張れる」

という。いまは緩和ケアは終末ケアではないから、と言っても、入ったら出れない不安感があるのだろう。

死が近ずくにつれ、「生」に執着するのは当然の事だろうが、私なら楽になりたい、と思ってしまう状態だ。主人は心の内を話さないほうだが、「不安」に支配されているのは明確だ。